表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の幼馴染みが怖いんだが  作者: 御田楽似
12/27

レベルが違う黒歴史

「帰ろっか健。」


「ああそうだな。」

校門を出て梅田駅へと向かう。


「今週もどこか行かない?」


「えぇー絶対疲れるからなぁ。」


「私と出かけるのは嫌なんだ・・・。」


「やめて!?怒らないで!」

その時、俺たちの横を通り過ぎていった男性が噛んでいたガムを吐き出した。その吐き捨てられたガムが俺の新品の靴にひっついた。


「あああああああ俺の靴がぁぁぁぁぁ!!」

あのクソ野郎どっか行きやがって!今度会ったらぶん殴ってやる!


「あははははははは健太アホだぁー。」

こいつ笑いやがって。まぁ地震じゃなくて良かったけどさ。

でもそんなに笑わせたいならもっと笑わせてやる!


「こちょこちょしてやる!」


「・・・・・・・・・・。」

あれ?

こちょこちょし始めた途端笑わなくなったんだけど。珍しいタイプなのか。

いや、耐えてるのか?顔赤くしてるし。もうちょっと続けてやろう。


とそこで自分のミスに気づいた。

普通男女同士でこちょこちょするべきではない。ボディータッチがやばいからだ。

そう思った瞬間、花の肌の柔らかい感触が服越しでも伝わってきた。彼女の顔が赤いのは、触られて恥ずかしいのだろう。

そう思うと罪悪感がとても膨れ上がってきて手を離した。

おそらく俺の顔も真っ赤だろう。


「か、帰ろう。」


「そ、そうね。」

・・・めっちゃ気まずいなあ。




ベッドにダイブアンドイン。

英語めちゃくちゃじゃねぇか。


あの後梅田駅まで一言も喋らずに歩いた俺たちは


「じ、じゃあ。」

と短い挨拶ですぐに違うホームへ移動した。


あーもうなんで俺はあんな黒歴史にしかならないことをしたんだよ!

寝て忘れよ。それが1番。

それに最近の出来事のヒントがまた夢で出てくるかもしれないしな。

おやすミルズ。

ブックマーク登録お願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ