幼馴染みの特異体質 全てはここから
はじめまして御田楽似といいます。趣味の一環として小説を書いてみようと思いました。1話分を短くしてすぐ読めるようにしておりますので読んでいただけると幸いです。
俺は探射川健次。16歳。
羨まれる視線を16年間受け続けている。なぜかって?
俺の幼馴染みが超可愛いからだよ。羨ましいだろ。
幼馴染みの名前は園家花美。
花って呼んでいる。
でも付き合ってないのに羨ましい視線をもらっても困る。俺はそいつが好きだ。
あいつの笑顔は何よりも美しい。優しい。天使だよ天使!でも告白はしていない。振られてもう関わらなくなると思ったら嫌なんだ。俺は一緒に喋っていたいんだ。一緒に喋ってどこへ出かけるだけでいい。
「健?どうしたの?」
健って言われてるんだ。どうだ非リアども笑。
「今週の日曜一緒に出かけないか?」
「うん、いいよ!」
俺が好きなことに気づいているのだろうか。あいつは俺のことをどんなふうに思っているのだろうか。
そんなことを誘ったときに考えていた。
誘うことに緊張はしない。子供の頃からずっと遊んでいるからだ。
でも
この時は日曜日とてもとても怖い思いをするとはもちろん全く気づかなかった。