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1-8.「魔法を見た」

「王権は王位継承者でも使用できるんですよ? 

 勿論、陛下よりも力は落ちますが」


 聞いてもいないことを言い出す、メリアス。

 そもそも王権がなにかわからないんだよ。


「王権って?」

「いえ、それは私からでなく陛下から」


 『王が説明する』って言ってるんだし先に教えれないってことなのか。

 




 それからずっとメリアスは話し続けている。


「ええ、前王朝は魔人が発見された頃でして、戦死した国王と第1王子に変わり、次男であったリート・モルガン陛下が王になられたそうで」


 黙って聞いているんだが、前の国王の最後なんて話してもいいのか?

 それと、なんで王と第1王子がなんで戦地に行ったんだ? それとも国の中で戦死したのか?

 こんなこと、メイドたちに聞かれたらまずそうなものだけど。


 部屋を見回してみたが、様子は何も変わっていない。あるとすればメイドと執事の1人が談笑してるくらいだが。

 ん? それなのに話し声が聞こえない……。


「あら、気づかれましたか? 勉学とはやはり静かな空間で行うものです。私の外郭魔法で、静かな空間を作りました」

「そう」


 何も見えないし、外の音は聞こえない。

 これが魔法なのか。


「魔法でしたら、明後日から始めますので」


 俺が、魔法に感心してたのを察したのか、メリアスがそう教えてくれた。

 じゃあ明日は何をするんだろう。


「明日は?」

「明日は、殿下にお客様がいらっしゃいます」

『設定を読んでても退屈だから女性に言わせる』らしいですね。これは天才。

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