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1-6.「メリアスの話」

 食後、そのまま部屋に戻ってきた。

 入り口から見てわかったが、オシャレな部屋だ。

 右手に今日目覚めたベット。

 左手には机と椅子。そして本棚が置かれている。本なんて読めないだろうに。

 ちなみに正面には、両開きの窓がある。


「では殿下。私は外に出ていますので、何かあれば呼んでください」

「なあ? お前のことは、なんと呼べばいい?」

「え、はい。名前はエマです。いつも通り『ばあや』と呼んで下さい」

「うん、ばあや」


 このメイドのニックネームが、『黒髪おばちゃん』が『ばあや』になった。


 ばあやが部屋から出る時に、メイドと執事と剣を下げた男が3人ずつ入ってきた。

 剣を下げた男は恐らく騎士。それか衛兵だろう。

 俺はメイドと執事たちに聞いてみた。


「用事があればお前たちに言えばいいの?」

「はい」


 メリアスってのが部屋に来るみたいだけど、来るまで暇だなあ。





「ジークエンス殿下、メリアスです。入ってもよろしいでしょうか?」

「ああ」


 扉の外の執事が扉を開けて、若い女性が入ってくる。


 整えられた白い髪と青い眼が綺麗な女性だ。

 整えられた洋服と、それにたくさん付けられている飾りからしてメリアスも偉い人なんだろう。

 と言うか、かなりの地位だろう俺たち兄弟にものを教えてるんだから、すごい人なのは間違いない。


「待たせてしまい申し訳ございません」

「ああ」


 椅子に座って待っていた俺に、メリアスはそう言う。

 ちなみに体感で数10秒しか待っていない。


 俺とメリアスは机に向かい、メリアスは自分の持っていた本を開いて、説明を始める。


「今日は、陛下から王権の説明をなさるそうなので、私はこの『ジークハイル王国』について、話をさせて頂きます」

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