『この作品の主な登場人物』
【ジークエンス・リート=フラムガルルーツ】
この物語の主人公。
侯爵位に預かる貴族家の当主にして、自領を治める領主にして一人の父親。歳は十六歳。
【ガーベラ・イルシックス=フラムガルルーツ】
ジークエンスの嫁にしてこの作品のヒロイン。
隣国のイルシックス王国から嫁ぎ、夫とともに国内を各地を旅をして、領地内にて第一子の娘を妊娠した。
只今、人生で一番の幸せを享受している十六歳。
【エスメル=フラムガルルーツ】
ジークエンスとガーベラの娘。
連日連夜、大声で元気に泣いている。生まれたばかりの0歳児。
【相良理沙】
主人公の妹にあたる、黒髪の女性。
前世の兄について来たはいいが、その兄が新婚であり奥さんが妊娠中と云うことであまり構ってもらえていなかった。
ただ、今はそれでも良いと思っている。
〇ジークエンス及び、ガーベラの従者。
【ローザ・スペンサー】
ジークエンスに仕えるメイドであり側近の一人。
【サーシャ・セレスティア】
上記のローザと同じく、ジークエンスのメイドであり側近の一人。
【ミゲル・セレスティア】
ジークエンスに仕える執事であり側近の一人。
サーシャとは兄妹の関係である。
【エマ・ミーツ】
ジークエンスからは「婆や」の愛称で呼ばれているメイドの一人。
側近たちの指導役であり、自身も側近の一人として彼の傍に仕える。
【メルティ・スペルピア】
ジークエンスに仕える専属騎士。女性。
主人の身の回りが平和になって以降は、彼女の気苦労も幾らか軽減したという。
【レイラン・レベッカ】
ガーベラに仕える一番メイド。側近の一人。
主人と、その夫から『レベッカ』の家名と一代限りの貴族位を賜る。
主人の出産に際して「出産」に必要な知識を習得しており、自らもまた妊娠と出産に密かな憧れを持つ。
【フルマルン・ライトロード】
ガーベラに仕える女性の専属騎士、側近の一人。
ジークエンスに剣技の相手をしてもらう機会に恵まれる。
【ダン・クランク】
ガーベラに仕える執事であり側近の一人。
主人が幼い頃から仕えており、彼女の出産ではひと知れず感動の涙を流していたとか。
【ギヴァー・エンヴォーク】
ジークエンスの到着までの間、代理としてフラムガルルーツ領を収めていた伯爵。
ジークエンスが領主となって以降は、主に彼を補佐する立場として勤めている。また彼からの信頼も厚い。
〇王家
【リート・モルガン】
ジークハイル神仰国の国王。ジークエンス及び、その兄妹たち皆の父親。
【セシリア・モルガン】
ジークハイル神仰国の第一王妃。
モナーク及び、アシュレイ、ハイルハルト、ジークエンスを出産した母親である。
【ステイシア・モルガン】
ジークハイル神仰国の王妃。
リズを出産した母親であり、上記のセシリアが出産した子どもたちからも母として慕われている。
〇兄妹
【モナーク・リート】
ジークエンスの兄。二十歳。二児の父親でもある。
自身が治める旧都内の問題解決にあたっていた。
【ベルベット・リート】
モナークの妻。歳は夫と同い年の二十歳。
シシリーとフラマーレの母でもある。
【アシュレイ・リート=レイングラム】
ジークエンスの姉。十九歳。
人の心を読むことのできる「神通力の他心通」の魔法が使える。そのため、弟の前世等の秘密を知っている。
【ハイルハルト・リート=スピチュアル】
ジークエンスの兄。十八歳。
侯爵領の領主に就任した弟と、娘を出産したその奥さんに祝福の手紙を送る。
【ファム・スタンレジーナ・セルバータ=スピチュアル】
ハイルハルトの妻。夫と同い年の十八歳。
夫の手紙に同封して、弟夫婦に祝福の手紙を送った。
【リズ・リート】
ジークエンスの妹。十三歳。
兄のことが男性として大好きで、毎日王城から彼のことを思っている。
〇姪、甥
【シシリー・モナーク】
モナークとステイシアの間に生まれた娘。ジークエンスの姪であり、四歳児の少女。
父の過保護な育て方の結果、父以外の男性とほとんど触れ合わないという幼年期を過ごす。そのためか、数少ない例外であるジークエンスに特別な感情を抱いた。
【フラマーレ・モナーク】
モナークとステイシアの間に生まれた息子。ジークエンスの甥にあたる、二歳児。
〇神々
【ジークハイル神】
相良燐を、ジークエンス・リートへと転生させた。