第7章の登場人物
「第7章」の主要・登場人物。
【アリア】
『7-9.話』で初登場し、主人公に両手首と両足を潰されて捕らえられる。
家族構成は父、姉、弟で現在は王権の支配を受けつつも、主人公に同行している。今年で21歳になる女性。
悪魔襲撃に際して他の盗賊らと一緒に戦力として期待されるが、大した戦力とはならず、転移魔法で送られてくる悪魔の多くをほぼ素通りさせてしまう。
現在の公都復興に不必要な元盗賊。そんな存在であった彼女は、『7-10.』の口約束の件が現実となりジークエンスに同行することとなった。
当然だが盗賊の技術を有しており、おまけに隣国のセルバータ王国の言葉を翻訳することもできる。
更に家庭に母が居なかったこともあり、一般家庭レベルだが家事もひと通りできる。
【相良理沙】
主人公の前世の妹。
現在では兄より年上の30代の女性でその外見は、遺伝が理由で彼女の母や叔母に似ている。
ドラクルーア神に『神器の鎧、剣』の用意と、身体を異世界の環境にも最低限耐えられるようにしてもらい転生したはよかったが、
兄の現在地について、入れ違いになるよう指示する神に弄ばれ数ヶ月間異世界を彷徨った。
神を名乗る声以外に手掛かりを持たない彼女はその神を信じてスピチュアル公爵領の地へ向かい、首都である公都に到着した翌日、この世界に転生していた兄と再会した。
しかし再会して以降暫く間、放置される。
それは公都襲撃の件が収束するまで続いた。
前世で兄が意識不明また死亡してからの執着ぶりは凄まじく、再会するべく世界まで越えたこと
また身体的な血の繋がりがなくなったことも原因してか、兄と男女の関係になりたいと提案するまでになる。
【ジークエンス・リート=フラムガルルーツ】
「ハルト兄様」との再会早々、惚気全開だったこの作品の主人公。
地理的に『魔界から離れているから安全』と妻と話したが、理想はやはり現実とはならず都市は目的不明の襲撃に見舞われるのだった。
公都襲撃の際には第三王子であり侯爵でもあることから、兄に次ぐ『No.2』の扱いを受け、実際に指示を下したりする。
公都を出立後は念願の『海』を眺めに海岸の都市に宿泊し、妻や従者と共に暫しの休暇を楽しんだ。
公都では妻が妊娠したりすっかり成長した前世の妹と再会したり、前述の通り都市ごと襲われたりと、彼の公都滞在期間は衝撃的な一ヶ月となったろう。
【ガーベラ・イルシックス=フラムガルルーツ】
微笑みで会話をすることの増えた、主人公の妻でありこの作品のヒロイン。
公都で妊娠が発覚して以降は、特に安静を意識して毎日過ごしている。
成人式の同年。つまり15歳での妊娠となる訳だが、神からの加護を含む様々な要素の御蔭もあって身体的な問題はない。
休暇期間中に何枚もの海の絵を描き、王城に戻るとそれを披露した。
義理の姉にあたる、ファム様とはお友達。
【ハイルハルト・リート=スピチュアル】
公爵家の当主として弟のジークエンスを歓迎した、神仰国の第二王子。
剣術好きなところは領主になっても相変わらずで、赴任早々衆剣祭を復活する計画を立案・実行し、ジークエンスの滞在期間中にそれを実現させた。
『食糧』と『兵力』こそが大切だと力説。領主の権限を使用した都市防衛や城防衛なども、ジークエンスに説明した。
公都襲撃といった、有事の際には弟に重要な役職と命令指揮権を託す。
ジークエンスに対してはかなり甘く、領主として重要事項だと説いた自領の『兵力』もとい公都の軍事力を一時的・一部ではあるが彼に貸した。
その程度には甘い。
【ファム・スタンレジーナ・セルバータ=スピチュアル】
ハイルハルトの妻であり所謂ツンデレ。そしてツンデレのツン部分を違和感もなしに、自然と表層に出している。
この特徴が理由で彼女の好意は他人に伝わり辛いのだが、幸いにも、夫であるハイルハルトにはその思いは伝わっている。
夫に見捨てられぬように、むしろ気に入って貰えるように日々努めており、子どもだって欲しいと思っている。
彼女が結婚祝いの品を贈ったことをきっかけに、義理の妹のガーベラという友人をつくった。
『ファム』と『スタンレジーナ』はどちらも彼女を表す名前であり、プライベートな相手には「ファム」と呼ばせることが多い。
・その他の登場人物。
【フラミッド・セル】
主人のファム・スタンレジーナより一回り、約十歳程度年上の専属のメイド。
我儘で素直になれないお嬢様に将来旦那様となる方への尊敬の念を覚え込ませた、できる侍女。
二人の仲が壊れぬよう、今日も彼女は奔走する。
【アリアドネ】【フランソワ】
公都滞在期間にジークエンス侯爵、及び侯爵夫人のサポートを任せられた公都城付きのメイド。戦闘能力はほぼないに等しい。
別邸での生活や道案内で役に立っていたのだが、都市が非常事態に見舞われ、ジークエンスやガーベラが城に滞在することとなり活躍の機会は減少。
アリアドネはガーベラと、フランソワはジークエンスと行動を共にした。
【ディアス・ルグリンク】
公都在住の領主に仕える役人であり、ルグリンク子爵家の長男。小太りだと、主人公の心中で評される程度のぽっちゃり具合。
お腹周りはだらしないが優秀で、平時・緊急時共にその才能を遺憾無く発揮した。
【騎士クォルキン】【騎士ファルデノン】
結界に反応した『神性形質の対象』もとい相良理沙と、友好的な接触に試みた男性・女性一人ずつの計2人の騎士。
対象が弱そうなただの女性だったことに初対面では少し驚きつつも、友好的な接触には成功した。
クォルキンが男性、ファルデノンが女性。
【新たなる魔王】
探知型の結界にかかった『魔性の対象』であり、公都の軍勢に対して新たなる魔王と名乗った。
複数本の腕を持った巨躯の悪魔。
公都の精鋭騎士二十名を相手取りながら一万体を超える魔物を召喚し続け、大した疲労や負傷もないまま、丸一日以上戦い続けた。
(召喚した魔物を除き)ただ一人で戦線を押し上げており、最後は余裕を持って魔界まで帰還した。
戦闘能力は『魔王』と呼ばれるに相応しいものであり、ハイルハルト王子により国内外へ伝えられたこの悪魔は『魔王』と呼ばれることとなる。
人間に魔王を特定することが不可能なことからも、現時点ではほぼ決定している。
【ジークエンス、ガーベラの側近】
文字通り主人の側近くに仕える、専属の使用人。
ガーベラと同性のメイドたちは妊娠した彼女のサポートにあたることが多い。
『ローザ』は、突如現れたと思ったら同行することとなった相良理沙に厳しい。
『レイラン』だけ家名をもっていないのだが、フラムガルルーツ領に到着して以降、家名を贈られることになっている。
【『衆剣祭』参加者の剣士】
公爵領内及び一部の近隣領地で行われた予選を勝ち抜き、公都で開催された本選に出場した者のこと。
優勝者はセルバータ王国出身の刀使い。
彼は数々の賞品・賞金そして栄誉を賜った。
しかし期待値が高かった今大会は、衆剣祭復活第一回の大会だったことが原因してか出場者の技量は平凡並み。
ジークエンスたち王族にはつまらないものだった。それでも民は楽しんでいた。
【公都城に勤める貴族】
使用人を除けば、公都城で働いているその多くは貴族だ。城の周辺地区……貴族街に自らの屋敷を持ち、報告や有事の際に登城する。
ディアス殿も通信文を翻訳した男性もその上司も、全員が貴族の家の人間だ。
【公都に出現した魔物や悪魔"たち"】
公都の街に直接転移して、主に街の破壊やそれを阻もうとする者の排除を行った。
転移後の役割は事前にそれぞれ決まっており、公都城を襲う悪魔。豪華な貴族の邸宅を破壊する悪魔。城から離れた市民の家屋を破壊する悪魔。一旦都市を出て、外から外壁を破壊する悪魔。
強力な戦闘要員の撃破を行う魔物、などなど。
【剣舞を舞った剣士】
『旅団剣舞』の剣士。
衆剣祭に参加した者たちとは違い、本業で勝負!
【剣舞を華やかに盛り上げた魔法師】
『旅団剣舞』所属の魔法師。
日夜、剣技と魔術の組み合わせを考え続けている。
ミニチュアの演劇で剣舞を再現した魔法師も、旅団剣舞所属である。
ちなみに元は旅団剣舞所属の剣士だったので最低限の剣技の腕はある。
・王都在住の登場人物。
【リード・モルガン】
国王、そしてジークエンスたち兄弟の父。
実は第7章で経過した3〜4ヶ月の間、旧都領で発生したとある案件とそれに付随して増加した必要な執務が原因で、多忙な毎日を送っていた。
【セシリア・モルガン】
息子であるジークエンスの妻・ガーベラの間がお腹に子供を宿したことを、公都の息子夫婦から聞いており、本人たちから直接この話を引き出した母親。
子供達からは「セシリア母様」と呼ばれている。
【ステイシア・モルガン】
セシリア同様ハイルハルト夫妻から事情を伝え聞いており、同じ母親として彼女と協力し、息子夫婦から妊娠話について話させた母親。
子供達からは「ステイシア母様」と呼ばれている。
【ベルベット・リート】
モナーク・リートの妻で、現在は王城に滞在している。
公都へ向かう義弟一行を見送り、帰還した彼等を出迎えた親戚のうちの一人。
【シシリー・モナーク】
3歳と幼いながら、主人公であるジークエンスにに気がある姪っ子。
現在は母・弟と一緒に王城に滞在している。
【フラマーレ・モナーク】
シシリーの弟、ジークエンスの甥にあたる1歳の少年。
母・姉と共に王城に滞在している。
【世話係のメイド】
未だ幼いフラマーレは基本、専属の侍女一人が面倒をみている。そのためいつも同じ女性に抱かれて眠っている、ことが多い。
※次回更新は、8/30(日)です。




