表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/343

1-2.「お召し替え」

「では殿下、お召し替えを」

「ん? ああ、着替えか」

 

 そういうと扉が開き、服を持った2人の女性と男が入ってきた。

 服装的におそらくメイドと執事だろう。

 

「失礼します。殿下」


 メイドの1人がそう言うと、手に持っていた服をもう1人に預け、俺を隣に用意された椅子に誘導し、着ていた寝間着を脱がし始めた。

 服を着替えさせられるのは恥ずかしいけど、メイドの持っている服は勝手が分からないのでなすがまま着替えさせられる。

 それに3歳児ができるもんでもなさそうだしな。


 寝間着が伸縮性があって着やすいのは分かるが用意されている服も結構着やすそうだ。

 高貴な子供とはいえ、流石に子供の服はそこまでかしこまっていないのだろう。


 服を脱がし終え、着替えのシャツみたいな服を着せられた。

 

「では殿下、お手を」

「あ、うん」


 椅子から降りて寝間着のズボンを脱がされて着替えのズボンを履く。


 このズボンも、黒のスーツの見た目ながら凄く動きやすい。このズボンなら運動だってしやすそうだ。


 そして最後に上着を羽織る。

 朝日が窓から入ってきて少し温かいが、シャツ一枚だけだと流石に寒いからな。





「殿下、お顔を洗いますね」


 いつのまにかおばちゃんが、綺麗なタオルとお湯が入った容器を持っていた。

 着替えている隙に用意したのだろう。

 お湯で温かくなっているタオルから水気を抜き、それで顔を優しく拭いていく。


「いかがですか?」

「良いよ」


 よし、これで朝の支度は終わりだろう。

 あぁ少し、お腹がすいてきな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ