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1-24.「弟か、妹か」

「ジークはどう思うか?」

「あ、はい」



 この日の夜、夕食後のお茶の時間に兄姉たちが俺に話を振ってきた。

 ここには母と、モナーク兄、ハルト兄、アシュレイ姉と俺がいる。父はいない。



「ステイシア様の生まれてくる子供の話だ」

「私たちの弟か妹か。私は妹がいいわね」

「私も、そう思います」



 モナーク兄とアシュレイ姉の話に相槌をうちながら、一緒に紅茶を飲んでいる母を見る。

 母のお腹は膨れていないので、ステイシア様が俺たちの妹を産むってことは、義理の母って感じかな?


 男兄弟の方が多いんだし、生まれてくるなら女の子の方がいいな。

 兄と姉たちのこの話は、まだ続いていた。





「ジークは『旅団剣舞』を見たことがないですよね」

「確かそうだったな。

 アシュレイがあの団員を専属の騎士候補にしてから、『旅団』は実践的な剣術も取り入れていると聞く。剣の実力と見栄えがあるのは、騎士として申し分ないからな」

「女の騎士は限られますし、あの剣舞は美しかったですから」



 生まれてくる兄弟の話から、話が変わり『旅団剣舞』の話をしている。

 アシュレイ姉の騎士候補になった者がいる、旅をしながら剣舞を披露して回る集団。

 のようで、モナーク兄いわく、剣技も凄いアシュレイ姉が美しいと言う剣技はどれほどものなのか、見てみたいな。



 そして数日ほど時間が経ち、俺たちの義理の妹が産まれた。


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