走る噴霧器
近年まで、列車の中には、トイレなしの車両だけで運行されていた事例が多々。
時々「有事」が。
某新聞の投書面に、「娘が列車の中で急な腹痛に襲われ」
「どの車両にもトイレがない」。
腹痛というのはピ~。
後は省略。
トイレ付車両でも、昔は重大な問題が。
タンク式ではなく、「垂れ流し」。
走る噴霧器。
車両の窓ガラスの隅には、茶色い固まりが。
トイレ(当時の表示は「便所」)のドアか、その付近には、
「停車中は使用しないでください」の表示が。
ただ・・
「緊急事態」でせっぱ詰まった乗客は、停車中でも使用。
噴霧器の作動は走行中だけ。
ホームで線路を見ると・・
これも、後は省略。
もっと深刻な問題は、
昔は赤痢患者・保菌者がある程度いて、
列車の便所から赤痢菌が拡散したこと。
保線要員は、昼休みになると、機関区の詰所が現場からどんなに遠い場合でも、
必ず戻って食事をとっていた・・
現場(線路沿い)で昼食だと、
「走る噴霧器」が通過する際に・・
伝染病の歴史についての研究で、
赤痢が発生した地域と鉄道路線の相関を照合した資料はある?