第一話:序章
ある欧米の優秀な中・高学校で絶対に起きてはならないことが起きてしまった。
金曜日の午後3時半頃いつものようにクラブや帰宅などで大体の生徒は学校の校門の前や入口付近などで大勢の人で賑わっていた。
その時だった。声や文字では表わせないほどの銃声が嵐のように鳴り響く。
そして大量の血が噴水のように舞い、バッタバタ人が倒れていく、まさにそこは戦場だった。血だらけの死体が無様な姿で横たわる。
だが、3、4分後には嘘のように静かになっていた。
気付けばすでに警察だけじゃなく特殊部隊などで囲まれていた。
その学校は一時的に閉鎖され、すぐに捜査が始まった。
次の日、調査の中、大量の銃をバックに摘めた男が一人、近くのビルの屋上で自殺したとされる遺体が発見された。
検査の結果100%先日の犯人だと分かったが、これほどのことを一人で出来るわけがないのは誰もが分かっていた。
そして数日が経ちFBIによる特殊部隊が出回り逃亡者4人全員を逮捕することに成功した、初めは抵抗したり
「事件に関係がない」と認めない者も居たが最終的には犯行を認めた。
そして事件は解決したかに見えた。
だか
それだけでは終わらなかった。
なんと、 この後毎週3度に渡り同じ事件が起きてしまったのだ、そして全米では
「破壊の金曜日」として毎週、人々は恐怖に包まれたのだった。
そうして
「無差別残虐殺人」としてその年一番の殺人事件と言われたが……これはまだ序章にすぎなかったことをある男以外、誰も知らなかった…。