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私、元は邪竜でした  作者: 瀬野 或
一章 邪竜と魔女 〜北大陸 中央街ランダ 歌う精霊編〜
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第0話 プロローグ

アレキア歴506年。海の月──────

 邪竜ディレザリサの猛威により、世界は阿鼻叫喚の混沌に包まれた。


 邪竜の力は世界の理を覆すほどに強力であり、このままでは人類はどんどんと衰退を辿り、暴力と絶望に支配されるのも秒読みと言われていた……。

 だが、人類には、最後の希望となる秘策があった。

 それは『英雄召喚』と呼ばれる儀式召喚魔法。

 この世界とは異なる、別世界の地より強大な力を持つ『英雄』を召喚し、憎き邪竜に、最後の戦いを挑むという作戦であった──のだが。

 この英雄召喚は、人類が予想していたものとは全く異なる、別の効果を発揮したのだ。

 どうしてこんな効果が発揮されたのか、召喚陣が間違っていたのか、それとも、神の気紛れかは定かではない。だが、結果的に言えば『ある意味成功』なのかもしれない。

 その結果とは、邪竜・ディレザリサがアレキアから、言葉の通り『消えた』のである。

 最後の祈りが自分達の意図しない形で叶ったので、最初は半信半疑だったものの、それ以来邪竜の姿を確認出来ない為、人類は戸惑いつつも、やっと訪れた平和に安堵したのだった……。

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