表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

月の下で君は笑っている

作者: 普賢

某SNSに投稿したものに加筆修正などをほどこしたものです。

少しでも楽しんでいただければと思います。



               あぁ…今日は災厄日だ。



 朝は、ミサ中に自動人形オートスコアラー達を引き連れてにこやかに、教会に入って来るわ(勿論、ミサ中だった為、街の人達も参加していて驚きと少しの恐怖のどよめきが上がったけれど…当の本人は後ろの隅に座って終わるまで大人しくしていたのに私は、驚いてる)



 昼は、使い魔を寄越してアレの屋敷で読書(というよりアレは…まるで子ども達にする読み聞かせだ…)を強要され


夕方になれば「客人には、振る舞うものだ…」と自動人形(オートスコワラー)達の作ったディナーを食べさせられた(化石級の古代式の癖に、味は一級なのがまた腹立たしい…)


夕食後「帰る」と告げ夜の帳が下がる前にさっさと帰路につく事が出来た。(………と言っても、アレが送っていくと煩く断ると「俺を独りにしないでおくれ…」と泣き付かれ引き剥がすのに苦労したわ)







…もう今日は疲れた。

無事に教会に着いてから事を済ませ、やれ後はベットに身体を預けよう…とした時に教会のドアが鳴る。




何度も

    何度も

         何度も……





                今は夜


                   残念なことにアイツの時間






気怠い身体を起こし扉を開けると




「おはよう、俺の愛しいマリア」









        あぁ…月を背にアイツが嬉しそうに笑ってる・・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ