俺が話を理解出来ないのは悪魔のせいかもしれない。by圭介←悪魔のせいにしない!あんたの理解能力が足りないだけでしょ。この中二病by綾子
その悪魔の姿は頭が山羊の形をしている悪魔だった。圭介は唖然とした。
「早めに悪魔倒してよ。人に見られると厄介だから。」
綾子はそう言って物陰に隠れた。
圭介は左目にある眼帯を外め目を開き悪魔を召喚させた。圭介が召喚した悪魔は頭が骸骨でできボロボロのマントを着て大きな鎌を持っている悪魔だ。
見た目は死神にそっくりである。圭介は、
「命令だ。彼奴を倒せ。」
といって山羊の悪魔に指差した。
『了解旦那。』
そう言って骸骨の悪魔は山羊に向かって行った。激しい攻防戦が繰り広げただが最後は骸骨が山羊の首を切り勝負はついた。山羊は青い炎に包まれて消えた。後ろから拍手が聞こえた
「イヤー、おめでとう合格だね。」
綾子がそう言ってこっちに向かってきた。そして、腹にパンチしてきた。
「あんなの30秒で終わらせな!5分とかかかりすぎ!」
圭介は何も言えなかった。と言うより何か言いたくても息が出来なくてそれどころではないのだ。ガチャっとドアの開く音が聞こえ同時に
「あっ。」
という綾子の声が聞こえた。綾子が何かヤバイもの見た目で俺の後ろを見た。
後ろには何処か見たことがある女子がこちらを見た。
と言うより骸骨の方を見た。次の瞬間女子が倒れた。圭介は即座に左目を閉じ眼帯をつけて倒れた女子の所へ行った。
「おい、大丈夫か!?」
「取り敢えず…レッツゴー保健室」
圭介は倒れた女子を抱っこして保健室に向かった。
保健室に倒れた女子を介抱し終わった後、圭介達は悪魔研究部の部室に戻った。そして、こっぴどく叱られた。
「いい、今後は絶対悪魔を人に見られたら駄目よ。なにがなんでも。」
「悪かった。でも取り敢えずこれは置いといてだ…。あのさっきの奴一体なんなんだ?」
綾子は息を整えて言った。
「見ればわかるとおり悪魔よ。多分放課後の魔術師が召喚した悪魔だと思う。」
圭介は理解する事が出来なかった。何故悪魔がいるのか、放課後の魔術師とは一体何なのか…。
「長い話しになるから一度しか言わない。」
そして、綾子は全てを話した。