もう40話もいったんだね~by綾子 ←でも1話1話が短いから40話も行くんだろby響 ←もっと素直に喜んだら?by零←この話し結構シリアスなんですけど!by圭介
第1校舎屋上圭介と零は居た。
後夜祭のメインそれは花火大会である。学園伝説の中にこんな話しがある。
「後夜祭の花火を好きな人と見ると付き合える」
零は静かに言った。
「本当かしら?」
零は圭介の方を見て言った。
「あくまで伝説なんだろ。じゃあ、有り得ねーな」
「信じないんだ」
「目に見えない物は信じない」
「幽霊は見えるから信じるの?」
圭介は言葉がつまった。
圭介は幽霊が苦手である。ホラー映画も好きではない。しかし、この前見た『貞夫3D』は全く怖くなかったので普通に見る事が出来た。
しかし、クロキリ団地、ワッカ、呪文、着信リレキなどの超有名ホラー映画は絶対に見たくないらしい。
圭介は少し強気に言う。
「第一に幽霊は見える事が出来ても触れることは出来ない。もし幽霊に会ったら護身仕様がないだろ!」
「だから怖いの?」
「怖いんじゃない、恐ろしいんだ!」
「似たようなものでしょ…」
零は呆れた。普段悪魔と戦う圭介はとても格好いいのに幽霊ごときにビビる姿はライオンがハエにビビるのと同じだ。
そんな事を知らない圭介は
「てか零は怖いもん無いのか?」
と聞いてくる。
零は深く考える。今まで一番怖いと思うものはない。しいて言うならば
「力を失ったときかしら…」
零は両手を見る。
かつて零は悪魔召喚の術を持っていた。しかし、放課後の魔術師によってその力は奪われた。
あの時の絶望と恐怖を味わえば他に怖いものは出来ない。
零は手を固く握った。
そしてその時花火がうち上がった。
そこら辺でやる花火大会よりは規模もでかくない。1発、1発うつから迫力も少ない。
よくこんなんで伝説が生まれたなっと圭介は思う。
「もっとこう…連発すれば良いのにな」
圭介が花火を見ながら言う。零はそっと圭介の肩に頭をのせた。はたから見ればまさしくベストカップル。大坂が見れば血を吐くかもしれない。
そんな事を思ってる時、この姿を見られたくない人に見られた。
「お熱いカップルだね~。こんな事してるなら来なきゃ良かったかな~」
現れたのは黒い魔術師の格好をした因縁の相手、放課後の魔術師だ。
頭までフードを被っているから顔は見えない。しかし、喋り方と格好を見れば直ぐにわかる。
圭介は零を後ろにして死神を召喚した。
「おっとおっと、いきなり戦闘かい?」
「てめぇが現れるイコール戦闘だろ」
「怖い言い方だね~。でもしょうがない。うられた喧嘩はうり返す。倍返しだ!」
「お前絶対 半沢直也 見てるだろ!」
死神が放課後の魔術師に突撃する。魔術師はジャンプし上に逃げる。どういう仕組みかわからないが魔術師は空を飛ぶ。死神が後を追っかける。
「邪魔くさいなー。悪魔召喚出来ないでしょ!」
そう言って魔術師は手を死神の前に出して呪文を説く。
すると死神が魔方陣の形をした物が体に付き、そして爆発した。
すかさず魔術師は目の前に魔方陣を出し、
『ソロモン72柱の悪魔、フルカス降臨せよ』
意味はわからないが聞き覚えのある言葉で悪魔を召喚した。
青い馬に乗った白い髭を生やした老人が居た。手には槍を持っている。
『旦那…危険な匂いがしまっせ』
死神が圭介に言った。
「なら初めから全力で行くぞ!」
圭介は悪魔化した。黒い翼を生やした堕天使。それが圭介の今の姿。
圭介は右から黒いオーラを出し徐々に鎌になった。鎌の刃は二メートルは有るだろう。圭介は空を飛び上から攻撃をする。しかし、その攻撃は交わされた。今度はフルカスが槍を圭介に突いた。それを圭介が鎌で弾く。
そして圭介が左手から紫の閃光を出した。フルカスに当たったそしてその衝撃によって屋上の入り口までフルカス飛ばされた。これによって入り口が崩壊。
「ありゃりゃ」
放課後の魔術師はそれをずっと眺めている。
圭介はフルカスを追い詰める。激しい攻防戦はやや圭介が有利。そしてとうとう追い詰めた。
「あばよフルトン」
名前を間違えたが気にしない圭介はそのまま鎌を降り下ろしたが、その時圭介の体に異変が起きた。
堕天使の翼は徐々に布のようなボロボロの翼に、そして右腕と下半身が悪魔のような姿になった。
「元に戻った!?」
驚いた零、そして零以上に驚く圭介。
圭介が驚いた隙にフルカスは槍を出し圭介をぶっ飛ばした。
吹っ飛ばされた圭介は血だらけだった。
「何でこんなにくらうんだよ…」
そしてフルカスが槍を圭介の胸に突きそうになった。
『そこまでだフルカス』
フルカスは徐々に消えた。放課後の魔術師が召喚を止めた。
そして拍手をする。
「いやー序盤は良かった。だけど後半惜しかったね~。まさに油断大敵」
そして魔術師は一冊の本を圭介の前に放り投げた。
「これ見て勉強しな。いつかまた現れた時は堕天の力を取り戻してよ」
そして魔術師は闇に消えた。
いつの間にか花火も終わっていた。圭介は仰向けになって休んだ。零は放課後の魔術師が残した本を見る。そして
「圭介…アナタ強くなりたい?」
と言ってきた。
「もし強くなりたいなら私も協力するわ」
「なりたいに決まってんだろ。こんなんじゃ誰も守れねぇ」
圭介は口にたまった血を吐く。
「なら夏休みは強化学習ね」
零は本を閉じる。そして携帯を取りだし皆に知らせた。
『夏休みは強化学習を行います。これは重大事項です。詳しくは後日。』
と送った。
次の日悪魔研究部は学校ではなく圭介の自宅に集まった。圭介の家は一軒家でしかも独り暮らし。1階にリビングと部屋が一つ風呂も付いている。二階は部屋が4つとても贅沢。
だが今はそんな事言ってられなかった。
「実は昨日放課後の魔術師と対戦しました。しかし、結果は惨敗」
「ほぇーってそれがどう重大なの?」
綾子が零に聞く。
「結構重大だと思うんだけと…まぁ良いわ。このまま行けば私達はアイツには勝てない。だから修行します!」
「ほぇーえぇえ!?」
「修行ですか?」
「いいね修行!ワクワクするよ!」
「これは決定事項です」
零が強気に言う。響は喜び、小春は戸惑い、綾子は文句を言った。
そして圭介は
「でもどこで修行するんだよ?」
と零に問う。
零の答えは
「それは夏休み入ってから」




