圭介、零に惚れるby零←何いってんだ!!by圭介
響と別れた後、圭介と零は小春の居る1年1組に向かった。
途中綾子の居る2年3組に寄ろうかと思ったが、
「あそこは休憩所だから行く意味無いわよ」
と言って行くのを止めた。
1年1組ではクラスで作った映画を流していた。
タイトルは『ムーン・プリンス』
内容はいたって単純、洋風かぐや姫。
そして小春はお婆さん役で出演。中々の演技だ。
かつて綾子が零にした演技よりも上手い。
「小春ちゃんかぐや姫じゃないのね」
「そうだな」
どう返事して良いかわからなかったので、適当に返事をした。
映画が終わって1組を出た。残念ながら小春には会えなかった。
響が時間を見た。12時過ぎだ。
「もうこんな時間ね。お昼食べに行きましょ」
「何処で食うんだ?」
「屋上」
「えっ!?」
圭介は零がおかしな事を言ったのでちょっと心配した。
お昼は既に零が作っていた。屋上はボチボチ人は居たもののタバコを吸う人だったり、学園祭を楽しまないボッチぐらいしか居ない。
そんな中、圭介達は浮かれて見える。
「久しぶりに作ったわ。デート以来ね」
「そうだね…」
時おり冷たい視線を感じる。
「食べましょ」
零が圭介に箸を渡す。
「いただきます」
相変わらず零の料理は美味しい。
そして時間が過ぎていく。
2時
零は生徒会の仕事のため生徒会室に向かった。別れ際に
「じゃあ後夜祭でね」
何て言われたら誰であろうとドキドキする。
圭介はドキドキを押さえる。そして自分の教室に戻った。
いつの間にか学園祭は終わりを迎えた。
ある教室では片付けられる物は直ぐに片付け、またある教室では残飯を処理する。
「終わったな学園祭も」
圭介はしみじみと感じた。しかし、この男の登場でのほほんとした雰囲気に亀裂が入る。
「いや小野田殿…まだ後夜祭が残ってるではないか!!」
空気をぶち壊す大坂、今後彼をKBと呼ぶか迷う。
「我はまだ茜殿に告白してないでござるよ!!」
「あーお疲れさん」
「我の学園祭は始まったばかりだ!!」
「もう終わってんだよ」
今の大坂にいくらつっこんでもキリがない。圭介は軽くあしらった。
そして後夜祭が始まる。
黒いマント羽織った女が言う。
「夏休み前、最後の放課後の魔術師いっきまーす!」




