中二発言全校生徒に広まるby圭介←大変だね~by綾子←お前が言うか!by圭介
目が覚めると何故かベットの上に寝ていた。
多分保健室だろう、白いカーテンがベットの周りを覆っていた。カーテンの外から声が聞こえた
「全く、デリカシーと度胸がないですよね。ノックもしないで部屋に入って来て挙げ句に気絶するんですよ!」
「綾子ちゃん、それ5回は言ってるわよ。」
「全く、着替えていた時だったらどうしてたことやら。てか気絶してここまで運ぶの大変だったんですよ!」
「うん…、それ7回は言ってる。」
妙に変な会話だ。と思い圭介はカーテンから顔を出した。そこにはよく有りがちな白衣を着た若い保健室の先生と、長くて綺麗な黒髪を後ろで結って、黄色い眼鏡をかけた女子生徒がいた。そして、その眼鏡をかけた女子生徒はこちらを見た。
「貴方何で気絶した!ここまで運ぶの大変だったんだよ!」
「これで8回目」
保健室の先生は静かに言った。眼鏡をかけた女子生徒はこちらに来て、
「貴方オカルト部に入りたいの?」
と顔を寄せて言ってきた。
「もし只の冷やかしなら今すぐ悪魔召喚の為貴方を生け贄にする!」
圭介は悟った、面倒な人と関わったな~。絶対中二病だよこれ。でも口に出したら殺されるな俺、
そして、考えて出した言葉は
「いや~、冷やかしなんてしないよ、興味があって…」
「本当に!!なら今すぐ悪魔召喚するね!!」
圭介が言い終わる前に話してきた。
「いや、俺の場合は召喚と言うよりは悪魔を追っ払ってほしいんだよね。」
「な何でよ!何で悪魔を追っ払うの!そんなのエクソシストに頼みなさいよ!」
怒り心頭に言う眼鏡っ子。そして、圭介は言ってはいけない言葉を言ってしまった。
「俺は悪魔を召喚できるんだよ!でも、それが悩み何だよ。何とかしてくれよ!」
眼鏡っ子の肩を掴んで言った。
「貴方…悪魔出せるの…。」
ぷるぷる震えながら言った。
「勿論、この眼帯を外したら出るんだよ!」
何でこんなこと言ったのかは当の本人も理解て来ていない。
そして、何を思ったのか眼鏡っ子は走って保健室を出た。そして、10分程たった頃。
『放課後に残っている生徒の皆さんこんばんは悪魔研究部の三島 綾子です。この度我が悪魔研究部に悪魔を召喚できる人が入部しました。悪魔を召喚して欲しい人は是非悪魔研究部にお越し下さいませ。ちなみに悪魔を召喚するのは…二年二組小野田圭介君です!』
色々突っ込む事があった。何で俺の名前知ってんだー!!