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電話の向こうで、、。  作者: 笛鳴ことり


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1/1

電話の向こうで、、。


彼女の名前はゆか。



20代前半の彼氏なし独身だ。



彼女は最近あることに悩んでいた。



それは知らない番号から無言電話が掛かってきたり、知らないメールアドレスからメールが送られてきたりするからだ。



しかもその相手はゆかが何の仕事をしているかも知っているようだった。



ある時彼女にこんなメールが来た。



「うわっ!またこのアドレスからメールだ、、、。」



『あなたが〇〇で働いているのは知っています。あなたのことなら何でも知ってます。僕はいつもあなたを見ています。彼氏はいますか?』



ゆか「何これ、、、」



メールを見て知らない人じゃなく、、、



もしかして知っている人なんじゃないか?と思い始めたゆか。

(もしかしてと疑うような表情)




ゆかは興味本位でそれが誰なのか知りたくなった。



無言電話は毎晩決まった時間に電話をしてくるので、もう番号を覚えてしまうほどだった。

(まただと言う表情)



《プルルルルッー!》



携帯の着信音がなった。



ゆか「また電話、、、。いったい誰が?!」(正体が気になってしかたがない様子)



ゆか「もしもし?」(恐る恐る)



《・・・・・・》(電話の向こう側)



ゆか「誰?!誰なの?!」

(不安・恐怖が入り混じる表情)



《ダンッダンッダンッ》



電話越しから階段の登る足音がした。

(応答がないので何なの?!と迷惑そうな表情)



次の日も、、、またその次の日も無言電話はかかって来た。(少しの恐怖はあるけれど早く正体を突き止めたいと言う焦りが見える表情)



ゆか「あなたは誰?あなた私にメールも送ってるでしょ?!何で私の勤務先を知ってるの?」

(なかなか正体が分からないので腹が立っている様子)



《ダンッダンッダンッ》



ゆかの質問に答えることなく不気味な足音だけが響き渡る。(その音を聞くと少しずつ恐怖が増していく表情)



何で階段ばかり登ってるんだろうと怖くなって電話を切った。(だんだんその音の恐怖に包まれて行くかのような表情・初めて体の震えが止まらなくなる)



その夜夢の中でもその足音を立てて誰がが追いかけて来るような、、、そして逃げ惑うような夢を見ていた。そして夢の中で腕を掴まれて、、、!?



ゆか「きゃー!!!」

(叫びながら夢から覚める・) 



ゆか「はぁはぁはぁ、、、」  

(冷や汗をかきベットから起き上がる・叫んだので寝汗をかいている)



キッチンに行き水を飲むゆか、、、。

(水を飲むと少しだけ落ち着きを取り戻すが疲れた表情を見せる)



その日を境に彼女はもう正体を突きとめることはやめて電話番号をブロックしメールが来てもすぐ消すようにした。






それから数ヶ月も過ぎた。




ゆかはもう無言電話のことなど忘れて過ごしていた。




ある日勤務先が一緒の男性と電話番号を交換する事になった。



ゆかは男性の電話番号に見覚えがあったような気もしたが、気にする事なく連絡を頻繁に取るようになっていった。



そしてすぐにその彼からの猛アタックにより2人は付き合うことになった。






ゆかは暫くして彼の家のマンションに招待され初めて訪れた。(寄り添いながら仲良さそうな2人)




彼氏「今うちマンションのエレベーターが壊れてて、うち5階なんだけど階段登れる?」

(少し申し訳なさそうにゆかに話しかける)



ゆか「そう、、、なんだ。うん!大丈夫、ダイエット!になるから。」

(少し戸惑うけれど明るく可愛げがある感じで彼に答える)


そう言って彼の後をついて行くゆか。

(足取り軽く・楽しそうな感じで)


《ダンッダンッダンッ》



彼の足音が夜のマンションに響き渡る。



《ダンッダンッダンッ》



どこかで聞いたような足音、、、

(少し考えるような、、、あれ?と言う表情)




《ダンッダンッダンッ》



(この辺くらいからゆかの表情がだんだんと曇って行く、、、)



自分のいつかの記憶と似ている音に無言電話を思い出すゆか。(以前の音を思い出し以前の恐怖が蘇る表情)



《ダンッダンッダンッ》



〝この音、、、どこかで、、、聞いたことが、、、。”

(もしかして、、、もしかして、、、とだんだんと不安に駆られながらもそんなはずはないと思いながら彼の後ろ姿を恐る恐る見る)




《ダンッダンッダンッ》



頭の中で完全に以前の無言電話の音と記憶が合致し彼の正体に気付くゆか。

(彼について行っていたけれど恐怖で足がすくみ階段を登れなくなり今すぐに逃げたいような表情)



《ダンッダッ、、、》(ゆかがついて来ていないことに気付き足を止める彼)



彼「どうしたの?」

(彼が後ろを振り向き彼女に聞く・不気味な感じの表情)



ゆか「あの、、、急に用事思い出して、、、帰るね。」

(明らかに怯えていてしどろもどろな感じ・声がうわずっている・震えてる)



そう言ってその場から立ち去ろうとした、、、



その時!!



《ガシッ!!》(彼に腕を思いっきり掴まれる)



「もしかして、、、、、思い出しちゃった?」

(不気味な顔をしてゆかを見る・怖い目をして)



「きゃー!!!」

(絶望と恐怖でいっぱいの表情をして叫ぶ)



皆さんも電話番号の交換をする際、なんだか見たことあるな?って感じたら、、、御用心を、、、。














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