詩 何者か
掲載日:2026/04/04
自分が何者か、分からない。
毎日、呼吸しているから、ロボットではないのは、分かっている。
しかも脳があるから、色んなことを考えている。
プラスのことも、マイナスのことも。
ロボットなら考えなくていいのに。
傷つけなくていいのに。
傷つかなくていいのに。
そんなことを考えてしまう。
自殺するのは、動物の中で、人間だけである。
本能だけで生けられれば、楽なのに。
しかも長生きするのも人間の特徴かもしれない。
ああ、嫌だ。
自分が人間であることが、辛く、悲しく、また面倒くさい。
深夜に浮かぶ月みたいに、ひっそりと輝きを放って見守れればいいのに。
それか、いくつもある星みたいに、夜だけ皆の前にあらわれればいいのに。
しかし願っても叶わない。
次、生まれ変わるなら、痛みのない、苦しみのない存在になりたいものだ。




