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Ep.4

( *・ω・)ノヤァ( _ᐛ )ノユゥ(*゜▽゜)ノヨォ


どうもこんにちは、#モノと言います。

無事生きてたら、会えたら会おうぜ♪

 ─その昔、ここ梅雨守町(つゆもりちょう)は雨がよく降る町だった。

晴天の日が逆に珍しく、ほとんどの日が大雨であり、田んぼや道路、民家等が雨水で沈んでいった。

大雨の原因は山に鎮座する九尾の仕業であり、九尾は自身の力で全てを沈めようとしていた。

九尾の災いを鎮めるべく、当時の僧侶や霊能力者等と言った、特別な力を持った人間達が力を合わせて九尾を滅して山に封印し、町は雨が降る事は無かった。


「そして再び災いの雨が起こらない様に僧侶達が住

 み着いて出来たのが梅雨守(この)町の歴史だ

 だが当時の僧侶達は甘く見ていた様だな、梅雨狐(つゆぎつね)

 の執念深さに

 力を付けた魔物はそう簡単にやられない、むしろ

 より力をつけて復活するんだ

 後世の奴らの事を考えないなんて、やっぱりアホ

 だよなぁ〜

 …さて、少年と子狐よ

 お前らはどうやって梅雨狐を退治する?』

─────────────────────

晴『アイツ…青威だけど青威じゃない』

時「え?」

晴『アイツはもう…梅雨狐だ』


 晴雨(はるさめ)青威(あおい)くんを見て梅雨狐だと言っている…

何を馬鹿な事を言っているんだこの狐は…


時「何言ってるんだよ晴雨…

  あれはどう見ても青威くんだよ」

晴『…確かに見た目は青威だ

  だが…』

時「…だが?」

晴『(なかみ)が違う…

  乗っ取られたのか…憑依されたのか…』

時「ッ!!晴雨!!いい加減に…」

晴『!』


 僕は晴雨に言い寄ろうとしたら、晴雨に抱えられて神社の方へバックする…

なんでそんな事をしたのかと思っていたら、僕が立っていた場所がえぐれている…


時「!?」

青(梅)『ふん、外したか…』

晴『…アレ見て理解したか?』

時「そっ…そんな…本当に…」


 にわかには信じ難いが…晴雨の言う通り、アレはもう青威くんでは無い…全ての元凶である、梅雨狐という存在だ…


梅『私の圧縮した水を(かわ)すとは…

  晴雨、お前は相変わらず小賢しい奴だな…』

晴『僕に取って小賢しい(そのことば)は褒め言葉ですわ』

梅『ふんっ!』

(ゴロゴロ…)


 雷の音が聞こえて空を見上げると黒雲が出てきて、空模様が怪しくなってきた…

まだ朝だと言うのに、だいぶ暗くなって来た…


梅『お前達に良い事を教えてやる』

時・晴「!!』

梅『この町はもう少しで沈む、私の雨で全てを無く

  してやろう!』

時「んなっ…」

晴『…時雨(しぐれ)、お前は逃げな』

時「えっ?」

晴『アイツの狙いはまず僕だと思うから

  キミは高い場所に逃げや』

時「そっ…そんな!晴雨!キミは!」

晴『大丈夫や、安心しぃ』


 晴雨は1歩踏み出して、梅雨狐の方へ向かいながら、僕の方を振り返る…


晴『僕はそう簡単に死なへんよ

  だから隙を見つけて、ココから離れるんや』

時「ッ!!」

梅『ほう、晴雨よ…私とやり合うと言うのかね』

晴『えぇ、今までの鬱憤(うっぷん)を晴らさせてもらいま

  すわ』

梅『ふんっ、良いだろう

  お前諸共沈めてやる!!』


 梅雨狐の啖呵と共に大粒の雨が大量に降り注ぐ…

この豪雨なら町が沈むのもそう時間はかからない…

─────────────────────

 町の方ではありえない勢いで降り注ぐ豪雨に人間達はパニックになっており、騒ぎが起こっている。

雨は一瞬にして道路を冠水させたり、古い民家は中まで浸水しているようだ。

町役場の人間が車を走らせて、避難を呼びかけている。


「みなさーん!中学校や小学校へ行って避難してく

 ださーい!!」

「押さずにゆっくり!協力してくださーい!!!」


 町内放送でも避難を呼びかけているが、無駄な足掻きなだけだ。

梅雨狐の豪雨(わざわい)からは逃れられない。


「それに、こう言う時の災害は雨だけではない

 こう山に囲まれているんだし、そろそろ…』


 山の方から大きな音が聞こえて来た。

確認してみると土砂崩れが発生しており、町の方へ来ている。


「どっ!土砂崩れだ!!」

「みんな!逃げっ…」


 土砂崩れは無情にも建物や車、人間を飲み込んで行った。

土砂崩れが発生した事によって、人間達は更に阿鼻叫喚になり、ほんの一瞬で地獄絵図化とした。


「この感じ、土砂はまだ起きるぞ

 梅雨狐の恨みや怒りの賜物(たまもの)は凄いもんだな』


 …さて、俺は梅雨狐や少年(ガキ)達が居る神社に行ってみるか。

梅雨狐は一体どれぐらいの力なのか、見極めないとな。


|


 大きな音と地響き…紛れもなく町の方で良くない事が起こっているのが分かる…

僕は賽銭箱の陰に隠れながら、晴雨の様子を見る。


梅『ふはははっ!!

  晴雨!雨が降っている時の私は最強だと知らな

  いみたいだな!』


 晴雨は持っている提灯から青い火の玉…狐火を発生させて、梅雨狐の方へ飛ばしている…(何故消えないんだろう…)

見た目が青威くんだから心が痛くなるけど…晴雨は攻撃し続けている。

しかし梅雨狐は飛んできた狐火を圧縮した雨(すいてき)で破裂させる。


梅『ハーッハッハッハ!!死ねぇ!!!』


 そしてそのまま水滴を晴雨の方へ飛ばしてくるが、晴雨は余裕そうに躱して行く…


晴『そんな攻撃(あめ)なんか、躱すになんて入りまへ

  ん』

梅『…何だと?』

晴『僕を見くびらんでもろて宜しいですか?』


 晴雨は素早く躱し続けて、梅雨狐の間合いに入り、目の前に立ち…


梅『!?』


 サマーソルトキックを決めて、梅雨狐は飛び上がった…


梅『ぐおっ!!』

晴『よし、まず1本…』

梅『………なーんてな』

晴『!?

  うわっ!』


 梅雨狐はすぐに体勢を戻して、晴雨の足を掴んだ。

そして晴雨の足を持ったまま勢い良く回転し始めて…神社の方へ投げ飛ばしてきた…


時「うわっ!」

晴『かはっ!!!』


 晴雨が飛んできた勢いは凄まじく、賽銭箱が半壊してしまった…

僕は晴雨に近づいて、体を揺らして生きているかを伺う…


時「晴雨!晴雨!」

梅『はぁ…学生服は動きにくいな…』

時「!」


 梅雨狐は自分自身の周りに雨を纏わせて、何かしている…


梅『よいしょっと!』


 雨を晴らした瞬間、青威くん(つゆぎつね)は深い青色の甚平姿に変わっていた…

そして狐の耳と9本の尻尾も生えている…


梅『ふぅ、コレなら動きやすいな』

時「………」

梅『おや?私の姿を見て言葉も出ないか?

  私の恐ろしい姿はどうだ?』

時「………ハッ!」


 危ない危ない…ケモ耳と尻尾が生えた青威くんに見とれてしまった…

アレは梅雨狐…邪悪の化身なんだ!…でも…


時「…可愛いな」

梅『…あん?』

晴『…し………ぐ…れ…』

時「!

  晴雨!」


 晴雨は意識を取り戻した。

僕は晴雨に近づいて、様子を伺ってみる。


時「晴雨…大丈夫?」

晴『大丈夫や…ちょっと油断しただけや』

梅『晴雨ぇ…』

晴『!』

梅『お前の蹴り、中々痛かったぜ

  でも、まだまだだな』

晴『…やかましいわ』

梅『さて、そろそろ終わりにするか』

時・晴「!!』


 梅雨狐は右手を上げて、再び雨を集めている…

さっきとは比べ物にならない程の大きな水滴が作り出される…


梅『さような、裏切り者の管狐(しもべ)と目障りな少年(クソガキ)

  私に楯突いた事を地獄まで後悔するんだな

  【篠突針雨(しのつきしんう)】』


 梅雨狐は水滴を上空に投げ飛ばし、破裂させて雨を降らせる…


時「いや…雨じゃない!」


 降ってきたのは(あめ)では無い…銀色に輝き、先端が尖っている…


時「針…!?」


 降ってきているのは大きな針だ…

雨が変化したのか、梅雨狐の力なのかは分からない…


晴『ッ!!時雨!』


 さっきの梅雨狐の攻撃によって、参道がボロボロになり隙間が出来た為、晴雨は僕を抱えて隙間に入り込む。


梅『晴雨、お前は隙間に逃げ込む癖がある

  そこを突いたら何も出来ないって事もな!』


|


 晴雨と共に地面の隙間に入り込み、梅雨狐の攻撃から逃れる。


時「まさか針を降らせてくるなんて…」

晴『アレは篠突(しのつ)く雨を化かした術や

  当たったら、濡れるだけは済まへんな』


 晴雨は呑気に話しながら、地中を進んで行く…

晴雨はいつもこんな感じで隙間の中を進んで行ったのか?


晴『さて…どないしよか

  きっと町は雨と濁流で沈んでると思うし…』

時「…時雨、なんか余裕じゃない?」

晴『アホ、めっちゃ焦ってるわ』


 本当かな…お面と声のせいで全然焦っているように見えない…


晴『青威を取り戻すんやろ?

  ほなもっと頑張らないといけないな』

時「…あまり無茶はしないでね

  青威くんも心配だけど…キミも心配だから」

晴『あんがとな

  ………!』


 晴雨が急に方向転換をしだした…

どうしたのかと思い前を見てみると、大きな針が地中に刺さってきた…

さっきの針…梅雨狐の術だ…


晴『くっ…!

  時雨!しっかり掴まっときぃ!』

─────────────────────

 町はすっかり飲み込まれましたとさ。

周りは山しか無いのに、雨と濁流だけでこうなるなんて、流石は雨の大妖怪だな。


「雨と雷のせいで救助も来れないみたいだし…

 この町は終わりだな』

梅『えぇ、お陰様でこの土地を消す事が出来まし

  た

  ご協力ありがとうございました、善悪(ぜんあく)殿』


 梅雨狐は俺に礼を言われるが、別に俺は対した事はしていない。

ただ封印を解いて(・・・・・・・・)梅雨狐に助言をした(・・・・・・・・・)だけだ。


善「…にしても、随分と早い決着(・・・・)だったな』


 俺達の目の前には重症の管狐と無傷の少年(ガキ)が倒れている。

梅雨狐は地面のヒビ割れに水溜まりを作り出し、その水溜まりから地中に逃げた2人を抹殺しようとしていたのだ。

しかし、管狐は己の身を犠牲にしてでも少年(ガキ)を護り、地中から出てきたのだ。


梅『新しい肉体…青威の体は最高です』

善「それは良かったな』

時「…んっ…」

梅・善「…!』


 眠っていた少年(しぐれ)が起き始めた。


善「じゃあ、俺は引き続き遠くから見てるぜ

  まぁ、何の力も無いガキに負けるお前じゃない

  と思うけどな』

梅『えぇ』


|


 …頭が…痛い…体も痛い…寒い…冷たい…

僕はゆっくり体を起き上がらせて、僕は周りを伺ってみる…


時「はる…さっ……め……」


 晴雨を呼びかけてみるが、晴雨は血まみれでボロボロになっている…


時「…っ!」

梅『あーあ

  晴雨の奴、ボロボロだな』

時「…お前!」

梅『無抵抗に殺されれば良いものを…』

時「っ!!」


 僕の近くにあった石を手に取って梅雨狐に投げつける。

しかし、梅雨狐はお得意に雨を凝縮させて水の柱を発生させて石を粉々にさせた…


梅『時雨、諦めろよ』

時「うるさい!なんなんだよ…

  なんなんだよ!お前は!」

梅『梅雨狐だ』

時「うるせぇ!」


 無意味だと分かりながらも、僕は梅雨狐に石を投げ続ける。

水柱のせいで意味は無いけど…


梅『よせよ、お前見たいな普通の人間じゃ

  私には敵わない』

時「…返せよ…」

梅『ん?』

時「青威くんを返せよ!

  人の体勝手を乗っ取って好き勝手しやがって!

  自分の目的なら何をしても良いって思ってんの

  か!」


 僕は今までの鬱憤を梅雨狐(げんきょう)に言い放つ…

コイツが居なければ…コイツさえ居なければ…僕達やこの町は…


時「はぁ…はぁ…」

梅『思ってるさ』

時「!!」


 梅雨狐は何のためらないも無く言い放つ…


梅『所詮私以外全ては道具のうちの一つでしかない

  人も妖怪も都合のいい物さ

  肉体が滅びてから幾星霜も恨んだ、憎んだ、怒

  り狂った

  いつかこの町を滅ぼす事を望んで、私はずっと

  過ごしてきた!』

時「………」

梅『そして私はこの町を飛び出して、日本を滅ぼす

  それが私の長年の夢なのだ』


 …生まれてから14年になるけど、ここまで理解不能に陥った事は無い…

今日の事も…青威くんが学校でいじめの被害にあった事も全部、夢であるんじゃないかと思っている自分が居る…

でも、コレは夢じゃない…現実だ、現実から目を背けてはいけない…

青威くんを…晴雨を助けれるのは、僕しか居ない…


梅『時雨よ、お前は水鉄砲で撃ち抜かれるか、水柱

  に圧縮されるか、どっちが良いか選ばせてやる』

晴『…しぐ……に……げ…にげろ…』

時「………」


 僕は目を瞑って、瞑想をし始める…

だいぶ前、蓮實(はすみ)神主から教わった術をぶっつけ本番でやって見ることにした。


|


蓮「時雨くん、また喧嘩したのかい?」

時「喧嘩じゃありません!青威くんを護ったんで

  す!」

蓮「護るって言う割には、だいぶボロボロだよ?」


 怪我の手当てをしてくれた蓮實神主に、今日学校であった事や青威くんの身に起こった事を一文一句正確に伝える。

この前まで仲良くしてた奴らがいきなり青威くんを無視し始めて、挙句の果てには暴力を振るいだした事を…


蓮「…そっか

  何か心当たりはあるの?」

時「…分かりません

  でも僕、いても立っても居られなくて…」

蓮「暴力を奮っちゃったんだね

  確かに相手が悪いかもしれないけど、時雨くん

  も手を出したらいけないよ」

時「…なんでですか」

蓮「人としてだよ

  キミは小柄可愛い顔をしているのに、青威くん

  の事になると手が出るスピードが早いんだか

  ら…」

時「むぅ……」

蓮「………

  しょうがないな、じゃあキミに特別な術を教え

  てあげるよ」

時「…え?

  それってどんな?」

蓮「どんな…か

  その術は使う人によって変わるんだけど…

  まぁ、脅かすぐらいになら使えるよ」

時「本当ですか?

  僕みたいな一般人にも使えるんですか?」

蓮「使えるよ、修行を頑張ればね」

時「…修行」

蓮「うん

  お寺の僧侶も神社の巫女さんとかも、修行をし

  て力をつけた、元一般人なんだよ

  時雨くんも出来るよ」

時「………分かりました

  僕!頑張ってみます!」

蓮「うん、分かったよ」

時「ちなみにどれぐらいの修行が必要なんですか?」

蓮「う〜〜〜んと…1年ぐらいかなぁ?」

時「………長!?」


|


 一応、最初の2ヶ月ぐらいは真面目にやってたけど…殴ったり蹴ったり(ぼうりょくを)した方が早いって気づいて、修行を辞めてしまったんだ…


時「(でも…やるしか無い

  頼みの綱はコレしか無い!)」


|


蓮「時雨くん、今から教える術は思いを形に…種に

  するんだ」

時「…種?」

蓮「うん、その種が術の元になるんだよ」

時「…ちょっと言ってる意味が良く分からないんで

  すけど…」

蓮「ちょっと実践してみるね」


 蓮實神主さんは池の前に立ち、目を瞑ってしまった…

一体何をしているんだろうと思って見ていたら、神主さんの手のひらに小さな光の玉が現れた…


時「うぇ!?」


 そして神主さんはその光の玉を池に投げ捨てた…

投げ捨てた瞬間、池は光り輝き蓮の花が咲き始めた…


時「……え?」

蓮「どうだい?これで分かったかな?」

時「………

  神主さんって、優しいだけの人じゃ無かったん

  ですね…」

蓮「…え?」


|


 その後、蓮實神主さんに教えられたけど…全然分からなかったり、集中力が持たなかったりと…簡単と言っていた割には、凄く難しかったんだ…けど


時「…………」


 僕は目を瞑って、種を作り出そうとする…

集中して…集中して…手のひらに念を込める…


晴『………時雨?』

梅『ふん、負けを認めたか

  なら!死ねぇ!!』

晴『ッ!時雨!避けろ!!』


(キラーン!!)


時・晴・梅「!?』


 目の前が眩しい…僕は目を開けてみると、青紫色に輝くビー玉サイズの光の玉が出ていた…

でも、ずっと呼吸を止めていたせいか…頭がぼんやりする…


時「はぁ…はぁ…でっ…出たっ…」

梅『…貴様が何をしようとしているのかは分からな

  いが…それで何が出来る!』

時「はぁ…はぁ…もう…なんとかなれッー!」


 僕は最後の力を振り絞って、光の玉(たね)を投げ捨てる…

─────────────────────

 時雨が投げた玉は、ゆっくりと梅雨狐の方に向かって行った…

いや、投げたと言うより転がって行ったのが正しい…


梅『………ふっ…ふふっふ…

  ハーッハッハッハ!!』

晴『!!』

梅『何をしていると思ったら、こんなちっぽけな玉

  を出すなんてな!

  黙って見ていて損をした』


 時雨が何をしようとしていたか、僕も分からんけど…

梅雨狐は余裕綽々な態度を取っている…


梅『こんなちっぽけな玉、踏み潰して…!?』

晴『!?』


 梅雨狐は時雨が出した光の玉を踏んだ瞬間、梅雨狐の足元が光出した…


梅『んなっ!?なんだコレは!』

晴『………!

  花…?いや…アレは…』


 光と共に、紫陽花(あじさい)が梅雨狐の周りに咲き始めた…


梅『なっ…なんだコレは…』


 紫陽花は満開になった…そして…


梅『!?』


 花は光に変わり、梅雨狐の周り爆発し始めた…


梅『なっ…んだコレは…!?』


 紫陽花が爆発した途端、花の甘い香りがしてきた…雨が降っているのに…


梅『うぁあっぁあぁぁあああっあ!!!』

晴『!?』


 花の香りがしたと同時に、梅雨狐が悶えだした…

何か凄く苦しそうである…


梅『なんだコレわぁあぁあああ!!!!』

晴『なんだ…何が起こっているんや?』

開花(・・)したんだ』

晴『!?』


 鳥居の方から男の声が聞こえる…

僕は鳥居を見てみたら、上…いや、鳥居にぶら下がっており、腹どころか胸まで見えている…


晴『…誰やお前

  いや、その前に開花ってなんや?』

「自分で考えてみろ狐』

晴『あん?』

「ほら、狐

 毒に悶えてる暇があればアイツらを始末しろよ』

梅『なっ…何を貴様っ…』

「まっ、もうダメか』


 男は鳥居から降りて、悶えている梅雨狐の元に近づき、蹴りを入れる…


「紫陽花の毒は意外に強力だからな

 しばらくは動けないだろう』

梅『んっなっ…!?』

晴『お前、時雨が何したか知ってるな…』

「あぁ、知ってるよ

 でも、もう時間だな』

晴『!!』


 神社の外を見てみるといつの間にか濁流が上がってきていた…


「よいしょ!』

晴『!!』


 濁流に気を取られていたら、男は梅雨狐を背負って鳥居の上に立つ…


「あばよ、管狐

 無事生きてたら、会えたら会おうぜ♪

 そのガキにもよろしくな♪』

晴『まて!青威を返せ!』


 僕は狐火を出そうとしたが、そこにはもう男と梅雨狐の姿は無かった…

僕は急いで時雨を抱えて、隙間に入り込む。


時「…青威…く…」

晴『!』

時「…助け…ら…ごめん…ね…」

晴『………せやなぁ

  反省会は、後でやろなぁ!』

─────────────────────

 続いてのニュースです。

先日の大雨と土砂によって流された雨守町の現状ですが…


「時雨くーん?」

時「………」

「体調はどう?」

時「………

  最悪です」


               To be continued

どうも初めまして、#モノと言います´ω`)ノ


この度はEp.4をご覧になってくれて、ありがとうございました!(´▽`)

一応、序章?エピローグ?見たいな奴は今回で終わりでございまするε-(´∀`;)ホッ

話はまとまっているのか…伏線はちゃんと回収したのか…分かりませんけど、頑張って書きました(*´ ³ `)ノ

初めてなので拙い部分はあるやもしれません。ですが優しい目で見て頂けると幸いです。(アドバイスかボロクソに言っても幸いです)(*^^)v

次から(一応)新章になります。

気長にお待ちくださいましm(_ _)m


では、閲覧お疲れ様でした(・ω・)ノシ

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