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可哀想なクール社長令嬢、俺にだけデレる顔がものすごく可愛い——ただ、君の思う100倍は愛が重いですが、大丈夫ですか?  作者: 仲村アオ


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第48話 どれだけ好きか、分からせるしかない 【♡♡有】

 唇を重ねて、舌を絡ませて。

 最近、澄恋から攻めてくれることも増えてはきたものの、ここまで大胆なのは初めてかもしれない。


 固く目を瞑って、背中に腕を回して胸元をくっつけるように抱きついている。



「……澄恋? 大丈夫か?」


 俺の声にハッとした澄恋の瞳の色が、揺らいだのが見えた。今にも泣きそうなくらい張り詰めた表情。そんな顔を見られたくなくてか、またグイッと唇を押し付けて誤魔化していた。


「んっ、澄……待って、なぁ」


 彼女から迫ってくれるのは非常に嬉しいのだが、こんな顔でエッチをしても後にしこりが残るだけだ。どうせなら一緒に清々しい気持ちで抱き合いたい。



「澄恋、待って……な?」


 正直、押し付けられた胸の感触だけでも十分スイッチは入っているから、このまま流されてもいい。でも、それは正解じゃない。


 彼女の頭を撫でながら、情緒不安定な夢見の悪かった子供を慰めるかのように包み込んだ。

 ギュッと握り締めていた澄恋の指先に、より一層力がこもる。



「——蓮、私……蓮が好き」


「……うん、知ってる」


「それに、蓮が私を大事に思ってくれているのも分かってるの。でも、それは蓮が優しいからで……蓮だけが特別だと思ってたの」



 ——ん? ん? 何だ、それは。


 いやいや、俺が優しい? え、澄恋には俺がそう見えていたのか?


「雨の日に捨てられた子犬が放っておけないヤンキーみたいな、そんな同情で私と付き合ってくれていると思っていたから」


「いやいやいや、俺、そんなに人間できてねぇから! 同情だけで結婚とか、あえないだろ?」


 自己肯定感が低いにも程がある!

 だが、澄恋にとってはそれが本当で、否定される方が不思議に思っているようだった。



「だって、蓮のお母さんのこともあったし……。そうじゃないと、蓮みたいな素敵な人が私と付き合ってくれる理由がないと思ってて」


「嘘だろ? え、俺、結構初っ端から澄恋に惹かれていたのに、気づかれてなかったん?」


「い、今は気に入ってくれているのは分かってるよ? でもね、それくらい私の中で好意を持たれるってことがあえないことだったの。蓮が私の身体目的なら、それでもいいって思ってたくらいだし……」



 ——えぇー? 身体目的って、相当ゲスじゃね?


 いや、確かにエッチは好きだし、最初から澄恋には恥ずかしいことばかりしてきたけどさー。



「……でもな、俺……本気で好きじゃないと何度も勃たねぇからな? そもそも何十分もかけて前戯すんのも澄恋だけだし」


「他を知らないから……どれが普通でどれが特別かも分からないもん」


 確かにね! うん、澄恋の言う通りだと思うよ!

 でもなー、もう少し自分が特別だってことは理解して欲しいなー!



「……つまり、私が何を言いたいかって言うと……その、私なんかを好きになる人はいないと思っていたの。きっとこの先も婚約者の蓮だけで。だから、まさか圭吾さんに好意を持たれるとは思っていなくて」



 あー、今まで恋愛感情持たれたことがなくて、今回みたいなケースは想定外だったってことか。


「いや、澄恋は可愛いし、優しいし、十分モテる要素あるからな? 美少女で溺愛してくれて、一途で従順、しかもエロ……こんな最強な彼女を好きにならない方がおかしいだろう?」


「そ、それは蓮がいつも私の反応を楽しむためにからかってるだけだと思ってたから……!」


 バカだな、澄恋。頭は良いくせに抜けてるところも可愛くて堪んねぇよ。


 でもまぁ、こいつの育ってきた環境を見れば仕方ないんだ。姉の真由にいびられて、そいつばかり優先されて、虐げられて、貶されて……愛されるわけがないって思い込んでも仕方ない。



「あー、もう! 面倒くせぇーなー。とにかく俺は澄恋のことが好きで好きで、誰にも渡したくねぇんだよ! 同情だけで一緒にいるなら、とっくの昔に理由をつけて別れてるって」



 ヤケクソになった俺は、半ば強引に澄恋を押し倒し、そのまま服の中に手を入れた。ブラジャーの中で柔らかな乳房を鷲掴みにして、形が崩れるくらいに揉み潰す。


「わっ、アッ……、待って」


「もう待たん。いくら口で言っても分からないなら、どれだけ好きかを澄恋の身体に分からせる。朝まで寝かせねぇから、覚悟しろよ?」


 俺のギラギラした視線に、澄恋も覚悟したかのように固唾を飲んだ。いや、今更恐がってももう遅い。


 今日はやめてって言っても、やめてやんない。

 買いだめていたエナジードリンクを飲みながら、着ていた服を脱ぎ捨てて澄恋の太ももに手を添えた。



「んじゃ、いただきます♡」


 俺はトロトロに熟れた果実を味わうように、パクッと食らいついた。

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