↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

異世界ハンバーガーショップへようこそ

作者: 福本真理
掲載日:2022/06/26

目が覚めたら、バイト先の幕百寿(マクモズ)バーガー大宮駅前店と一緒に、砂漠のど真ん中にいた。

エアコンは効くし、どうやら食べても食べても材料すら減らないらしく、生きていける。


たまーに、旅人?が来て休憩しつつ食事しつつ宿泊する。

ハンバーガーショップだし、宿泊するのはナシなんだけど、今は私が店長代理だし仕方ないから宿泊オッケーにしてる。


そして、どうやら食事をすると傷やら治るらしく、食事は必ずしてくれるから、売上は困らない。


「コチラの建物は国王のものとする!今すぐ出ていくように」


見知らぬ偉そうなクルクル髭に、理不尽なことを言われ、兵士達に縄で拘束され、ハンバーガーショップから連れ出されようと乱暴に引っ張られたら、漫画やアニメやゲームで見た色が違うドラゴンが舞い降りた。

ドラゴン達は姿を人間に変えると、常連のルビーさん、マリンさん、ゴールデンさん、ブラックさんになった。


「コヤツは妾と契約した。たかだか人の王が、我が契約主をどうするんだ?」

イケメンゴールデンさんは、兵士?を睨みつけた。


「そうよ。主ちゃんは私達ドラゴン族の救世主。それを…そんな風に扱うなんて。人間達滅ぼしちゃうゾ」

美人ルビーさん眼が笑ってない。


「でもさ、エルフもドワーフも黙ってない。みーんな、主さんに助けてもらったし、何よりエルフは主さんが大好きだから」

美少女マリンちゃんは眉をハの字にする。


「主…困らすな。困らすならば…俺が貴様ら人間達を管理してやる。奴隷としてな…」

美青年のブラックさんは物騒すぎますから。


そして、魔法陣から姿を表したのは、エルフ領主グリスさんだ。

見目麗しい男性は241歳で、人間の25歳ぐらいにしか見えない。羨ましい。


「人間風情が彼女に…我々エルフだけではない。直にドワーフ領主、魔族公国国王も来るだろう。

我々は…彼女に命を救われた。貴様ら人間達とてそうだろう、冒険者達。

まぁ…金に目が眩んだ馬鹿な冒険者達が、彼女の情報を売り付けたんだろうがな」


私…売られたんだ。

ポロポロと涙が砂漠に落ちる。


「主等…よくもよくも!主を泣かせたな!許さぬぞ!人間達!」

「だよね…大丈夫…主ちゃんは私達ドラゴン族が護るから」

「滅ぼすか…」

「…賛成…」

「ドラゴン族、エルフ達も手伝う…」


仲良くしていたのに、結局は私だけがそう思っていたんだ。


「おいおい、俺の妃候補が泣いてるじゃねーかよ…」

「嬢ちゃん血が出とる…縄を解いてやる…幼気な少女を」


それからは、クルクル髭達は顔を青褪め、私を残し逃げ出した。


今回の件を活かし、ドラゴン達やエルフ達も1か月に1回交代で警護隊が来てくれるようになり、人間達は4匹のドラゴンが認めた人間達じゃなければハンバーガーショップには来れなくなった。

お客様は減ったけれど、コレだけは全員意見が一致した。




今日も私は砂漠のど真ん中で、ハンバーガーを提供してる。


ぜひ、異世界の砂漠で迷子になられたら声を張り上げてみてください。

頼りになる警護隊が助けに来て、ハンバーガーショップまで案内してくれますから。

感想、誤字脱字などよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 長編になったらなったで面白そうですよね〜 ドラゴンとかエルフがここまで恩義を感じてる訳とかキャストも多かったんできっと楽しいと思います(≧∇≦)
[一言] …資材は自動納品?(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。