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山ン本怪談百物語

ノックする者

作者: 山ン本

こちらは百物語六十一話になります。


山ン本怪談百物語↓


https://ncode.syosetu.com/s8993f/


感想やご意見もお待ちしております!

 トントントン!


 「入ってます…」


 トントントン!


 「あの、入ってます」


 さっきから何なんだこのノックは…






 腹が痛くなって公園のトイレへ駈け込んだはいいが、どうやら変な奴に絡まれてしまったらしい。


 トントントン!


 「もう!入ってます!」


 何回言っても、ドアの向こうにいる奴はノックをやめない。完全に嫌がらせだ。


 トントントン!


 「いい加減にしろよ!」


 用を済ませた俺は、トイレのドアを思いっきり開いた。






 「………あれ?」






 ドアの向こうには、誰もいなかった。誰かが立ち去ったような音は聞こえなかったし、隣の個室に隠れた様子もない。


 「どこ行ったんだ…気のせいだったのかなぁ…」


 意味のわからない展開に困り果てた俺は、一旦トイレのドアを閉じた。


 すると…










 ドンドンドンドンドンドンドンドンドンっ!











 再びノックが始まった。

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― 新着の感想 ―
[一言] こうなってしまうと、いっそドアを開けたまま用を足してしまったら…第三者が来たらマズい事になりそうですね。 普通の人間がノックを繰り返して来るなら、「良かったらご一緒しませんか?」と返答して相…
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