表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/78

最高かよ

煩悩

天使の名前はアルト、魔王はスー。


この2人が献身的に治療と介護をしてくれたおかげで、俺はまた歩けるようになった。


まだ、あちこち痛いけど、元の瀕死の状態から考えれば、奇跡の復活だ。

ポーションをあんなに使えるなんて、庶民じゃ有り得ないから。

アルト、何者だよ。


でも、それより何より俺が話せるようになって、1番ショックだったこと。


アルトは男だった。


しゃべり方と、体型が、そうかなとは思ってたけど。


女の子であって欲しかった、、、


くそぅっ!神様!恨むぜ!


でも、俺の家にアルトが居て、かいがいしく俺の世話をして、飯も作ってくれる。


しかも、口移しで食べさせてくれる。


もちろん、喉は治ってる。

しゃべれるんだから、そりゃそうだろよ。

でも、俺が辛そうにすると、心配して、しっかり喉の奥に届くように舌も使って、飲み込ませてくれる。


天国だろ、ここ。


聞けば、まだ10歳の子供。

俺はガキはキライだし、男なんてもってのほか。

だけど、アルトは違う。


もう、ずっとアルトがいてくれたら、他に何もいらない。マジで。


スーは、もう置物と思うことにした。

話しかけなければ、何もしゃべらないし。


もっとアルトと近付きたい。

天国って、地獄があるから分かるもの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ