洗濯
ちょっと進んできたか
とりあえず、川で僕の体と服の血を流した。
スーにも、血がついていたから、スーの服もじゃぶじゃぶ洗う。
2人とも、真っ裸。
この辺りは、ごくまれに冒険者くらいしか通らないから、気にしない。
温暖な気候だから、寒くない。
さっさと洗って、水をしぼったら、そのまま着る。
自然乾燥。
だって、服はこれしかないから。
すっきりして、男のところへ戻る。
息してる。
このまま連れて帰るにも、泥と血の塊を運ぶのは、なかなかにしんどい。
川であらう?いや、瀕死の人間、洗っていいの?
うーんと悩みに悩む。
結果、街まで僕は走った。
もう、小走りくらいしか出来ないけど。
雑貨屋で、大きな古布を買った。
これで、今日は硬いパン3個だ。
宿には泊まれるけど。
古布を抱えて、男のところまで戻る。
スーに手伝わせながら、男の服を脱がせて、ボロ布で、体を雑に拭いて、古布を巻き付けた。
汚ったない服は、適当に川でじゃぶじゃぶ洗った。
足で踏みながら。あ、踏み洗いね。
そして、雑に絞った男の服は、けっこう重い。
でも、スーには男を担がせてるから、僕が服を持つしかない。
2人で、重い荷物を抱えながら、街に戻った。
守衛に、森で人が魔物にやられていたことを伝え、布でぐるぐる巻いた男と服を見せる。
守衛は、慌ててどこかへ報告に行った。
あいつにこの男も頼みたかったのになー。
そう思いながらも、仕方なく宿へと向かう。
もうとっくに昼は過ぎて、これから森に行くのは遅いし、それに危険すぎる。
宿に事情を話して、寝台に男を寝かせた。
僕、今晩はスーの寝台で寝よう。
まだまだか




