男の子に転生して引きこもります
この度は、読んでいただき、ありがとうございます。
更新は、ゆっくりのんびり、まったりなので、1年くらいかけて完結出来たらと思ってます。
全くの素人ですので、よろしくお願いします。
僕は、14歳の少年の姿をしている。
10歳の子供の状態でこの世界に転生してから、4年が経った。
転生する前の僕は、女性だった。
42歳、独身の会社員。
恋人もいないし、毎日、職場と家の往復。
時々、買い物。
家族は、年老いた父親だけ。
母親は、もう何年も前に亡くなった。
父親は、あちこち病気があって、少しずつ体調も悪くなって、病院に通うことも増え、検査入院することになった。
検査の結果、癌がみつかり、治療を始めたのも束の間、あっという間に亡くなった。
そうして、前世の僕は1人になった。
親しい友達も、親戚付き合いも無い僕は、葬儀が終わると、1人ぼっちだった。
それでも、1ヶ月は、いつも通りに暮らしていた。
ご飯を食べて、仕事に行って、変わらず暮らした。
2ヶ月くらい経つと、仕事中に目眩がしてきた。
4ヶ月経つと、眠れなくなった。
1年後に、崖から飛び下りた。
そうして、僕は今、ここにいる。
死んだ時に、光の玉みたいな神様が、もう一度だけチャンスをくれることになった。
自分のために生きるチャンスを。
その為に、欲しいものがあるかと聞かれて、僕はすぐに答えた。
「引きこもれる能力が欲しい」
もう、誰かと関わるなんて、心底嫌なんだ。
読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字など、あるかと思いますが、、みなさま暖かい目でご覧下さい。