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#5 小さな子ってつい、からかいたくなりますよねー

《は~い、本番いきま~す、5、4、3、2、・・・》


 「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、爪切りは週2回します、篠原しのはら れいです」


 「そして本日のゲストは・・・」


 「17才、高校生の小峯こみね ゆうです! き、今日はよろしくお願いしますっ」


 「おや、どこかから緊張しながらも頑張って自己紹介する声が聞こえるのですが? 」(声の主が見当たらずキョロキョロ)


 「ここここ! あなたの目の前ですっ! 」(両手を振って存在をアピール)


 「おやおや? そんなところに隠れていないで、出てきてもらえますかー? 」


 「隠れてるつもりはないですっ! 」


 「? では、なぜあなたは姿を見せてくれないのですか? ・・・あぁ、別にそんな恥ずかしがらなくても、ラジオなので、どうせ声しか聞こえませんよ」


 「恥ずかしいとかじゃなくて、私の背が低いだけです!! 」(椅子から降りて、篠原しのはら れいの元へ駆け寄る)


 「あら、これはこれは可愛いらしい女の子ですね。しかし、おねえさんは今お仕事中なので、また後で遊んであげますね? 」


 「ゲ・ス・ト! 私が今日のゲストです! 」


 「・・・なんとびっくりー」


 「わざとですよねっ?! さっきから今までずっと私をからかっていたのは、わざとですよねっ?! 」


 「いえ、私は思った事しか話さない性格なので、からかってなどいません」


 「つ・ま・り、私の事を恥ずかしがり屋な女の子だと思っていたわけですか? 」(怒りで肩を震わしながら)


 「少し訂正を。恥ずかしがり屋の小さな幼女だと思っていました」


 「うにゃーーー!! 私の気にしている事をよくもまぁズケズケと! 」


 「そんなに恥ずかしがり屋な事を気にして「そこじゃなーい! 背が低い事! 」


 「それは失礼しました。これは私の落ち度です。本当にすみません」


 「ま、まぁ分かってもらえたのなら、もう別にいいですよ」


 「すみませんすみませんすみませんすみません・・・」(無表情のまま、繰り返し早口で謝罪する)


 「も、もう! 大丈夫、大丈夫ですから!! 許しますって(汗)」(慌てて、篠原しのはら れいを止めようとする)


 「ッ! 許してもらえるのですか? とても広いお心をお持ちなのですね、まだ幼いのによく出来たお子さんですね」


 「もう知らないっ!! 」



《この番組は、誰でも自由に作品を、小説家になろうの提供でお送りしました》

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