#21 高貴なお嬢さまはおてんば盛り!
《そ、それでは本番の方、始めますっ、5、4、3、2、・・・》
「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、パジャマよりもスウェット派、篠原 怜です」
「そして本日のゲストは・・・」
『皆さんこんばんは! 源 瑠璃よ! 今日はよろしくお願いするわっ』
「はい、よろしくお願いします。 それにしても・・・」
『あらっ? どうかしたの? 』
「いえ、あなたの横にいる方はどちら様ですか? 」
『そうだったわね! 私の付き人の日野よ! 』
[お嬢さまからご紹介頂けるとは、光栄です。本日の対談、よろしくお願い致します]
「対談? そんなお願いされるものではないですが、ひとまずあなたもよろしくお願いします」
『それでそれでっ!? 今日は何をするのかしら? とってもワクワクするわっ! 』
「ワクワクしているところ申し訳ないですが、この番組はただ、私とおしゃべりをするだけです」
『あらっ? どうして謝るの? それもとても楽しそうなのに』
「おや、そんな事を言ってもらえるとは、嬉しいですね」
[お嬢さま、さすがです]
『その割にはあなた、あまり笑わないのねっ? 』
「これでも笑っているんですけどね」
『あらそうなの? それはごめんなさい』
[ちゃんと謝れるお嬢さま、さすがです]
『じゃあこうしてみたら? ほら、私みたいにこうニーーーッて』
「ニーーー」
『そうそう! それなら、私もつられて笑顔になれるわっ! ニーーーッ』
[はうぅ! お嬢さま、とてもお可愛いです]
「ニーーー」
『これでもう大丈夫ねっ! 』
「はい、ありがとうございます」
『それじゃあもっと楽しくおしゃべりしましょう! 』
「あの、すみません、もうそろそろエンディングになるのです」
『あらっ、もうそんなに時間が経ってしまったの? 』
[冒頭からおよそ三分経ちました]
『むむぅ、この番組は三分ちょっとで終わってしまうのね』
「そうですね。本当に短いです」
『もう少しだけ、延長はできないの? 』
[はいお嬢さま。それでは、少しお待ち下さい]
「あの、何をなさるか知りませんが、この番組は生放送なので、どうしようもないですよ? 」
『日野ならなんとかしてくれるはずよ! 』
「なんとかですか・・・」
[お嬢さま、なんとかなりました]
『ほらやっぱり! さすが日野ねっ! 』
[もったいなきお言葉、ありがとうございます]
「い、一体どうするつもりかしら・・・? と、とにかく今日はこの辺りで、また明日」
『まったあしたー! 』
《この番組は、誰でも自由に作品を、小説家になろうの提供でお送りしました》




