#13 ダメダメなOLさん
《では、じ、自分が務めさせて頂きますっ! 本番5秒前、4、3、2、・・・》
「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、深夜のスマホがやめられない、篠原 怜です」
「そして本日のゲストは・・・」
「は~い、みなさんこんにちは~ 一般企業に勤めるOLの~、牧野 観月で~~~すっ 今日はよろしくね~」
「あの、酔ってらっしゃるんですか? 自由がうりの番組とはいえ、それはちょっと困るのですが・・・」
「えっ、、、飲んでない、飲んでないです~」
「本当ですか? 」
「ほ、ほんとよ、ほんと」
「ほ・ん・と・う・で・す・か・?」
「・・・まぁちょっとだけ」
「ダメな大人の典型ですね」
「え、え~ん、ヒドイ~ ただちょ~っと緊張をほぐす為に飲んだだけなの~、許して~っ(泣)」
「泣きつくのはやめて下さい」
「・・・グスッ」
「ハァ・・・ 全く、しょうがない人ですね」
「・・・許してくれるの? 」
「いえ、許しません」
「くそぅ、大体の人はこれで許してくれるのに・・・」
「後二十年若かったら、私も許していたかもしれません」
「っ! う、うるさーーーい! 」
「やれやれ、悪い大人ですね。リスナーのみなさんは、こういう大人にならないよう、気を付けて下さいね」
「じゃあみんな、あなたみたいになれって言うの? 」
「いや、私みたいになられても困ります。私の個性で手に入れたこの仕事が取られてしまうので」
「な、なかなか現実的な事を言うのね」
「まぁ、私もそこそこ大人ですので」
「はい、分かりましたっ 私も番組に、真面目に取り組む事にしますー」
「それでいいのです」
「それで? この後はどうするのかしら? 」
「そうですね、この後はエンディングです」
「え、エンディングってちょっとまだ《この番組は、誰でも自由に作品を、小説家になろうの提供でお送りしました》




