#1 ポジティブギャル
※注意※
当番組は、勝手気ままにおねえさんが司会進行をしている為、番組紹介の内容通りにいかない事が多々ございます。出来るだけ広い心を持って、ご覧いただけますと幸いです。
《本番いきまーす、5、4、3、2、・・・》
「はい、始まりました、【おねえさんのおしゃべりラジオ!】 当ラジオの司会進行を務めます、最近よく夜中に目が覚める、篠原 怜です」
「そして本日のゲストは・・・」
「あなたのお耳のギャルこと、穂宮 ゆかり(ほみや ゆかり)でーす。ちゃおちゃお、今日はよろしくお願いしまーす」
「はい、いきなり苦手なタイプが来ました。よろしくお願いします」
「いや、本音メッチャ漏れてるし笑 」
「当ラジオは、ゲストと楽しくおしゃべりをする、という雑な内容です。なので、死ぬほど暇な方以外は聞かない方が身のためですよ」
「わー、盛り上がらないアイサツー せっかくうちが来たんだから、もっとテンション上げていきましょうよ~」
「? あなたが来たらテンションが上がるの? 」
「そりゃもう、自慢じゃないですけど、今話題のギャルなんで、うち」
「と、キメ顔で申しております。この収録はラジオなので、キメ顔なんてどうでもいいのに」
「いやいや、こういう目に見えない部分も、ちゃあんとリスナーさんには伝わってるもんですよ~」
「そうですか。では私も笑顔を作ってみましょうか。 ニコッ 」
「いやニコッて、それ口で言ってるだけじゃん笑 」
「ニコニコ」
「ほら、声だけじゃなくて、もっと口元をニカって上げてみて下さいよっ」
「こうですか? (口元をグイッと上げて)ニコッ 」
「アハハッ! さっきと変わんねぇし! もうなんでこの人が司会してんの? うちの方がもっと盛り上げられるっしょ? 」
「それは、あなたがやるよりも私の方がいいと、上の人が判断したからよ」
「おおぅ、なかなかのど正論・・・」
「では、そろそろ終了の時間が迫ってきましたので、何か最後に一言どうぞ」
「えっもう終わりなの!? え~と、これからも応援よろっ(プツッ)
《この番組は、誰でも自由に作品を、小説家になろうの提供でお送りしました》