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先生とクラスメート

「あの…お姉ちゃんもう学校着くから」

先日の出来事を境に姉が私にべったりなのだ…

「もう少し、もう少し。妹養分補給しないとね」

私から、養分を取らないでくれ姉さん。

学校に着いても姉さんは離れず…

「お前ら朝からいちゃいちゃするなよ…」

先生に見つかった…

「先生も、妹抱きしめてみますか?」

いや、先生はそんなことしないだろう…

「ふむ…確かに抱き心地は良さそうだな」

むぎゅ。

「おう、これは癖になりそう」

そんなに私の抱き心地は良いのだろうか?

「そんなに、いいの?」

どこから現れたのか、春美も抱きついてきた

「確かにいい…」

私に抱きつき500円で売り出そうかな…女子高だし男子はいないし…いいかも?

「はあ…疲れた」

まあ、そんな冗談は置いといて。姉さんと別れ教室に来たら…

「ゴキブリが出たー!」

中からゴキブリが出たと叫び声が聞こえた

「沙由里、朝から元気だなあ」

私は、ゴキブリを素手で掴み窓の外に投げ捨てた

「さすが、男疑惑の春美…」

「誰が、男だ沙由里」

グニグニほっぺを揉む春美。つねんないのは春美なりの優しさなのだろう。

「百合百合しいなあまったくうちのクラスは」

そう、先生は言う

「先生の机にそういえば百合本ありましたね」

「うん。まあな百合は好きだぞ」

へえ…先生は百合好きなんだ。

「そうだ、お前ら班は決まったか?」

班とは修学旅行の、班のことだ。

「決まりましたよ先生」

「早いな。さすが私たちの教え子だ」

満足げに言う先生。

「暇だしゲームしましょ先生」

「お、それ新作のやつじゃん」

いや、先生いいんですか?まあ、この先生は1年の時からこんな感じなのだ。

そして、昼休みになり。

「あの、先生これプリントまとめました」

「お、梓が学級委員長だから助かるは…」

いや、先生も多少は仕事してくださいね。

「私の可愛い妹がいた~♪」

そう、歌いながら姉さんが近づいてきた。

「あんまり大声で歌わないでお姉ちゃん…」

恥ずかしく顔から火が出そう…

「照れちゃて可愛いなあ、まったく」

「はあ…それで何?」

「私も職員室に用事あっただけだよ」

そう言って先生にとこに行った姉さん。

「失礼しました」

私は職員室を出た。これ以上長居すると姉さんに絡まれるので急ぎ足で教室へ戻った。

放課後、姉さんが先日のお詫びということで有名なケーキ屋でご馳走してくれるらしい。たまには気の利く姉さんだ。

「はい、アーン」

私は、どうしようかと思ったが…

「うん。美味しい」

たまには姉さんの言うとおりしてあげよう 

「春美にも、はいアーン」

個室だからいいが、こんなの人前ではできない…

「ありがとう梓」

噂に聞いてたが、本当に美味しい。

「ふう…さて、食べ終わって、一息ついたところでここから本題ね」

本題?いったい姉さんは何を話すんだろう…

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