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7―凶走

本日2話目!

――《試練》開始30分前です。セントリーガンの動作確認を行います――


キュイーンダダダダダダダダダダッ!!

グチュチュチュチュチュチュチュ!


「痛い痛い痛い痛い痛い痛あああい!」


――確認完了。異常無し――


「え……うそ……これ夢じゃなかったのかよ」


――寝ぼけているようですね。念のためもう一度調子を確認しておきましょう――


キュイーンダダダダダダダダッ

グチュチュチュチュチュチュッ


「い゛だだだだだだだっ、ドラドス、起きてる!起きてるってば!」


――おはようございます。あと25分で《試練》が始まります。ご準備をお願いします――


「うぇ!?あと25分しかないの!やばい!どうしよう?」


――何を今頃騒いでいるのでしょうか?あなたに出来ることはもうありません。良かったですね!寝ていても起きていてもあなたの運命はさほど変わらないでしょう!――


「心なしかドラドスの声がうれしそうな気がする……」


「そういえば、今入口どうなってるんだっけ?」


――ダンジョン内部を確認したいなら、私があなたの視覚に映像を送ります――


「おお、見える!なるほど、入り口は土砂で埋もれてるんだね!」


――被検体、あなたに向けて幹部からメッセージがあるようなので繋ぎます。一方通行ですが――


「メッセージ?」


――『はあい!被検体クーン!トップバッターはボク、魔王軍特殊工作部隊隊長、イェルスだよ!やっぱキミ見た目かわいいじゃん!よろしくぅ!(プツッ……)』とのことです――


「すごい肩書き……」


――イェルスの種族はインキュバスです。送り込むのも、洗脳した何かでしょう――


「洗脳!?なんかやばそうなのが来る予感……」


ドンドン!ドンドン!


「「「ぅぁぁぁぁ!」」」


ザクッザクッ 


「うわああ!めっちゃ掘ってる音聞こえるんだけど!?」


――土砂の撤去に手こずっているようです。それと、今のうちに一応言っておきます。あなたの分泌する液体は強力な酸です。攻撃にも転用出来るでしょう――


「確かに、岩溶かせるなら武器にも出来そうだな!ってそんな場合じゃない!もうすぐ来るううう!」


ドンドン!ドシャアアア!

「「「ぁぁぁぁあああああああぁぁぁ」」」


「来たああ!何あいつら、人間?」


――人間です。廃人と化していますが。数は合計で22人。大盾、剣、弓、魔力銃などを武装しているようです――


「大盾持ちだ!毒ガス地雷あって良かった」


「「「あぁぁああああ!!」」」


「めっちゃ走って来るんだけど!?」


「「「あああぁあ」」」


カチッ、ポンッ……


「おお、跳んだ!」


――毒ガス地雷も効率化の為に跳躍地雷仕様となっています――


シュルル……ボッシュウウウウウ!!


「「「ぁぁぁああああ!?」」」


「よっし!!毒ガスが全員に当たった!」


「「「ああぁああ!」」」


「ぜんっぜん効いてないいい!」


――当たり前です。このVXガスは確かに強力な毒物ですが、そんなに早く効く筈がないでしょう――


「そんなー!」


「「「ああぁあああぁあああ?」」」


――迷路ゾーンに入りました。数名がふらついているようです――


「よし!この迷路は地雷のある小部屋まで最短でも150mはある。少しは時間が稼げるはずだ!」


「ああぁあ?」「ああぁ!」「ああぁぁ?」


「よしよし、迷ってる迷ってる!」


――侵入から一分経過しました――


「「あああぁぁぁぁ……」」


「ん?一人倒れ込んだな……毒が回ったのかな?」


――一150DPの入手を確認。大盾持ちの侵入者の殺害に成功しました――


「よっし!その調子で倒れてほしいな」


――いえ、様子がおかしいです――


「え?どういうt」


キィンッ……


ドゴオオオオオオン!


「うわっ!なに!?爆発?どこから!?」


――先ほどの死体が爆発したようです。同タイプの魔力波をほかの人間からも感知したので、全ての侵入者が爆発する危険性があります――


「マジかよ!早く倒さないとやばいじゃん!」


「「ぁぁあ……」」


キィンキィンッ……


ドゴン!ドゴオオオオオン!


「めっちゃ爆発してんじゃん!どうなってんの!?」


――毒ガスで次々と倒れていっているようです。すでに12体の死亡を確認しました――


「「「ぅぁぁぁぁうああああ」」」


――跳躍地雷、セントリーガンエリアまで残り15メートルです――


「早っ!どうすんの!?まだ5体くらい残ってるじゃん!」


――問題ありません。毒ガスの影響か、どの個体も非常に鈍足になっているようです。良い的です――


「「うぅあぁぁぁぁ!」」


――射程に入りました。掃射を開始します――


キュイイイン……


ダダダダダダダダッ


「「あああぁぁぁぁ!」」


――残り2体……――


ダダダダダダダダッ


「「ぅぁぁ……」」


キキキキキィンッ……


ドッゴオオオオオオオオオオオン!!


パラパラッ


********


「……勝った……のかな?」


――敵対生命反応……確認出来ません。勝利です――


「よっしゃあ!第一ウェーブとっぱぁ!」


――通信です。『キミなかなかやるねえ!毒ガスとはよく考えたよ!ボクのシモベは切り傷とかには強いけど、神経やられたら動けないんだよね~。自爆特攻をさせるつもりだったんだけど、失敗しちゃった!次も頑張ってね~!君の活躍、期待してるよ~(プツッ)』とのことです――


「あぶなっ!毒ガスと相性がよくてマジで助かった……」


――結局、毒ガスでほぼ全員死んだようですね。合計で3300DP入手出来ました――


「おお!めっちゃもらえた!」


――第一ウェーブはこれで終わりのようです。今回は相性が良かったので運良く切り抜けられましたが、次は分かりません。早速DPを使い改造すべきでしょう――


「そうなるよね……今回も自爆特攻を成功されたらヤバかっただろうな……」


「いろいろ改造しなきゃだけど、まあ取りあえず第1ウェーブ、クリアだー!」

次回、ダンジョン改造!


こんな兵器出してほしいとかいってくださると小説に取り入れる……かもしれないです

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