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上空一万メートルの外科医(200文字小説)
俺は外科医。学会で発表するために飛行機を使ったのだが。
「緊急手術か。多少揺れるが大丈夫だろう」
人は天才外科医、神の腕と褒め称える。
食事用のナイフを使って皮を切る。鉗子の代わりにフォークを使って切り口を広げるとうっすらと血がにじんできた。
「表皮、真皮と切開、脂肪層到達。よし筋繊維が出てきたな」
脳裏にキャビンアテンダントの言葉が蘇ってきた。
「ビーフ、オア、チキン?」
俺は切り分けたステーキを口に運んだ。
最近は、そういう聞き方をしなくなっているのも多いらしいですね。
それに、カップラーメンを無償でくれなくなったり、お酒飲み放題じゃなかったり。格安航空機とかだと特にね。




