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死者の声(200文字小説)
亡くなられた人の声が聞こえる不思議な箱があるという。
「会長これです」
「どれどれプラスチック製でカードケースのような形。いろいろなところに凹凸があるな。本体の中頃に二つの穴が貫通している。いったいこの穴はなんなのだ。それにこの側面から見える帯状の紐」
「オカルト研究会の威信にかけて是非謎解きをお願いします!」
会長は古典落語と書かれたカセットテープを手にして、ああでもないこうでもないと考えていたという。
最近定額聴き放題のサービスが増えてきました。
その中に落語のタイトルがありまして、聴いてみたら今はなき昭和の師匠方が多数ラインナップされていました。
コンテンツとして残るという事は、虎は死して皮を留め、人は死して名を残すの喩えの通りかな、って思いました。
小説も、その一つかもしれませんね。




