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猟師の戦い(200文字小説)
俺は今じゃあ数少なくなったクマを相手する猟師の一人だ。
春も近くなって冬眠から覚めてきたのだろうか。
近くの村で被害の話を聞き、ここ数日ほとんど寝ずに銃を抱えて山の中で潜んでいる。
木の幹に新しい爪跡。
冬の間に肛門で栓をしていた硬い糞も近くにあった。
奴は近い。
昔馴染みの仲間たちも応援に来てくれた。
これで必ず仕留められるぞ。
「おい、クマが出たぞ!」
「なによしわかった。で、そいつはどこに」
「お前の目の下だ」
インパクト不足につき没としました。よくあるネタですし。




