不自然な事故
いつもは地獄に来る前の人間の調査をするが今回はすでに亡くなって亡者となった1歳の女の子の調査だ。
幼い子は自ら助けてと言えないから地獄に声が届かずに突然、亡くなって地獄に来る。幼い子は悪いことをしていないから地獄おくりではないのでは?とおもうだろうが子供が親より先に亡くなってしまうことが親不孝ということで地獄おくりになる理由だ。
賽の河原の担当の獄卒が女の子と話をして死に方に不自然なところがあるというので調査依頼が届いた。
両親と6人姉妹の末っ子で暮らしていたらしい。昼前に姿が見えなくなり、家族で探していたら、次女が自宅の浴槽に浮かんでるのを発見した。お風呂が好きだったから自分で風呂場に行き、浴槽に誤って落ちて溺れたのであろうと事故死で処理された。
父親は自営業のため在宅で仕事をしている。母親は専業主婦、長女は会社員で通勤している。次女はフリーター、三女は高校生、四女は中学生、五女は小学生。
休日や家にいるときは末っ子の面倒は長女がみていた。
事故当日は日曜日で父親と長女と三女は買い出しで外出していた。母親は洗濯を終えて五女と昼食の準備をしていた。次女と四女は掃除をしていた。六女は居間で遊んでいた。
母親が六女がいないことに気が付いて次女と五女は家中を探し、母親と四女は外の家のまわりや道路を探した。すると次女が浴槽に浮かんだ六女を発見した。意識は無かったが救急車を呼び病院へ運んで一週間後に亡くなった。
さて、不審な点が4点ある。調べなければ。
洗濯も風呂掃除も終わっていたのにまず1~3が不自然である。
1.浴室のドアが開いていたのか?
2.浴槽の蓋が開いていたのか?
3.浴槽に水が残っていたのか?
4.虐待の形跡は無かったか?
次女と四女が掃除中に六女と一緒にかくれんぼをして遊んでいたらしい。四女が鬼の時に次女と六女がお風呂場に行き浴槽で隠れていた。残り湯は全部、排水できずに少し残っていた。次女がおとりになって六女を残して捕まった。その後トイレに行き、母親から掃除をしていないことを注意されかくれんぼを中止し次女と四女は掃除を始めた。六女のことを忘れて放置していた。その間に溺死したものと思われる。
4.の虐待は無かった。
家族の誰ひとりも誰が悪いとか、事故の事実を公にしていない。
地獄に来る前に真実がわからないと罰を決められない。だから調査に来た。この家族は六女の死を悲しんでばかりいるのでは無くどのような形で罪を償っていくか見届けなくてはならない。家族の中で次女は罰が重くなる。仕方がないことである。
六女は担当獄卒に現在もかくれんぼ中でお姉ちゃんがまだ見つけに来てくれないから待ってると言ったらしい。
家族と会えるのはまだまだ先のことだから寂しい思いをさせないように獄卒の皆で交代で遊び相手になることにした。
子供が虐待死になったときは虐待死をさせた輩がここ地獄に来たときはその子供がされて苦しめられ殺されたことと同じことをして数億倍も何度も何度も永遠に苦しませることになっている。
当人だけではなく自分で産んだ子供を見殺しにした共犯の母親も同じように苦しませる。
罪のない子供を痛めつけて死なせたことは絶対に許せない。
たいがい共犯になる母親はダンナや紐男にたよりっぱなしで生活力が無く自立が出来ない女だ。だから共犯になる。こういう女は絶対に子供を産むべきではない。だが次々に産んでいる確率が高いのではないだろうか?よく考えて産んでほしいものだ。
シングルマザー、シングルファーザーで仕事と家事と子育てをしている人達は大変りっぱだと思う。尊敬する。一時的に大変苦労をするであろうが後に幸せな人生をおくれるはずだ。
そう願っている。




