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第一話:初期設定は変更できません☆

マジでガチの初心者です。

間違いなどして指摘していただけたら嬉しいです。

「コンニチワ、hello(ハロー)你好(ニーハオ)、....ጤና ይስጥልኝ(エナ・イースティレニ)?」

「・・・こんにちは、で大丈夫です。」

「おっと、日本語圏の方でしたか。これは申し訳ありませんでした。」

妖精風の少女が軽くお辞儀をした。

「・・・さぁ、気を取り直して自己紹介をさせていただきます。わたしはアバター作成AIのアイと申します。気軽にアイちゃん♡とお呼びください!それでは早速アバター作製....っとその前にお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

こんなにテンションが高いAIに会うのははじめてだなぁとくだらないことを考えながら僕は自分の名前を告げる。

「リンです。」

「りょーかいです!それではリンさん、この中からお好きなアバターをお選びください。」

アイちゃんが指を鳴らすとその横にずらっとアバターが現れた。

それらを見ているとある疑問がふつふつ湧き上がってきた。

「・・・なんで全部女性アバターなんですか!?」

「え?」

「え?じゃないですよ!!!僕男ですよ!!」

「でも機器の設定のほうでは女性と....」

初期設定??どこかで聞いたことあるような...

過去の記憶を呼び覚ます。

「おぉ凛、お前もとうとうVRヘッドセット(それ)買ったのかあ。よし、兄ちゃんが初期設定とかソフトのインストールとかめんどくさいこと全部やってやろうじゃ―――」

「え!?凛ちゃんヘッドセット買ったの!?おいくそ長男、初期設定は私がやる。」

「はぁ!?姉ちゃんそりゃねえよ、俺がやる。」

「俺が!!」

「私が!!」

「俺が!!」

「私が!!」

「凛(ちゃん)はどっちにやってほしい??」

「えっと僕は...二人に任せるよ。」

たしかそのあとリビングから悪魔のような笑いが聞こえてきたような。

「あの...初期設定って...?」

「一度設定したら変更し直せません☆」

天使のような笑顔でアイちゃんは僕に言い放った。

「あのくそ姉兄(きょうだい)どもがっっっ。」

凛くん・・・中学二年生、かわいい

兄・・・大学一年生、ブラコン

姉・・・社会人、ブラコン(もちろん次男)

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