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思い出レシピ帳〜お父さんの初めての自炊〜  作者: 地野千塩


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番外編短編・レトルトカレー

 クロ子を溺愛し続け、猫依存症になる危険性を感じた修司は、再び外出していた。家には美加子、瑠美、優斗がクロ子目的で集合し、今やすっかり溜まり場化していた。圧の強いおばさん二人、美加子と瑠美が家にいるのも少々居心地が悪いというのもあるが。


 今日は駅ビルの中にあるちょっとオシャレな雑貨屋に来てみた。値段は少々高めだが、SNS映えしそうな食器やボトルなどが店頭に並んでいた。客層は8割女性だが、もう修司にはプライドも恥もなく、普通に店内を見て回る。


「か、カレーか?」


 レジの近くの売り場では、レトルトカレーが推されていた。値段は五百円以上で、スーパーのものより高い。それでもパッケージに描かれるタイやインドの本格カレーが美味しそうだ。これを家で作ったら千円は超える。


 散々迷ったがバターチキンカレーをお買い上げ。家に帰り、美加子や瑠美、優斗が大騒ぎしている所を無視し、作ってみた。


 レトルトなのですぐできた。パウチに具が残らないよう絞るように出すのは、ちょっと面倒だったが。


「おぉ」


 バターのスパイスの良い香りがする。見た目はオレンジかかった土色だが、具が溶け合い、濃厚な舌触り。とてもレトルトとは思えない。値段ははったが、この美味しさだったらアリだ。


 修司も時々料理の気が乗らない時がある。そういう時は、レトルトに頼っても悪くはないはずだ。


 毎日無理して料理し、ストレスを抱えるよりは、よっぽど良いだろう。


「うま!」


 笑顔で美味しいレトルトカレーを食べ続けていた。


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