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転生したら、精子だった。  作者: サークルK
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死神のラビリンス

子宮口を超えた幸運な精子たち、そんな精子たちを待ち受けるのは死神のラビリンス。

入り組んだ迷宮。出口は一つ二つの精子は無時卵子にたどり着けるのか

「足元に死体がたくさんあったが、今はどのくらい生き残ってるんだろうな。」

先を進む精子♀に問う。彼女はめんどくさそうだが

「さあね、8割は死んだと思うわ。それを悔いている時間は私たちにはない……。」

八割ということは億単位の精子たちが力尽きたということになる。

俺はゴールにたどり着けるのだろうか。とにかくベストを尽くすしかない。この精子♀の考えていることはわからないがー

「気を付けてこの先は道がいくつにも分かれていてほとんどは行き止まりよ。」

「なんだってじゃあもし間違った道を選んだら」

「「ジ・エンド」

精子たちは洞窟も迷宮のように入り組んだ道を押し合いながら進んでいく。


俺たちはなるべく広い道を進んでいく。もちろんあっている補償などはない。

「この子宮口で私たちは運が試される。」

「運。」

どんなに能力があってもここで運が悪かったら、それでおしまい。

どこまでも理不尽な競争だ。

「うぇあああああああ」

間違った道を進んだ精子たちの悲鳴が聞こえてくる。いったん入ってしまったら外に出ることはなく。ほかの精子に押しつぶされていく。


俺たちはどうやら正しい道を進んでいるようだ。前を行く精子たちも一目散に前を目指す。


ラビリンスを抜けた先に広いピンクの空間があった。そこで待ち受けていたのは死神たちだった。


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