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04『白色の邂逅/前篇』

僕は本屋に向かう前に近くのスーパーで昼食と

夕食の材料を買って行く事にした。

もう今日はこれ以上外に出たくない。

雨は外出を始めたその時より、酷くなり濡れたジーンズはより深い色を帯び、

両足を濡らし、全身を少しずつ冷やしていった。

あまり長居はしたくない。

僕は必要な物を籠に入れると早々とレジを通し、

また本屋へと向かう道を歩いた。


向かった本屋ではまだ開店したばかりだからなのだろう・・・・

人はまだ数人しか見当たらなかった。

今日はいつもより早く来ちゃったし、なんか少し得はしちゃったかもね。

奥の小説のコーナーに行き大好きな推理小説のシリーズの新刊を抱え、

レジへと向かった。

レジ係が精算を行っている中、僕は改めてまたあたりを見回してみた。

見知った顔はどこにもない。


早く誰かに会う前に帰らなくちゃ・・・・・。

丁寧に袋に入れられた本を受けとり、行きとは違い

今度は人通りの少ない裏道を歩き帰ることにした。


予想通り今の時間帯は自転車で通りかかる人は見かけたが

それきりでまだ誰も見てはいない。

僕はゆっくりとマンションへと歩みを進めた。


そして暫く歩いていると、

近くの公園にひっそりとした人影を見かけた。

その時何を思ったのかは僕は何も覚えていない。

ただこれがすべての始まりだったと思う。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


それは白く美しいものだった。

雨で湿度が高いというのにサラサラとした栗色のストレート、

白いフリル付のブラウスの上からは黒くレースがふんだんに使われていた

これはまたふんわりとしたシルエットのジャンパースカート、

そして頭にはスカートと同じ色をした黒のリボンを結んでいた

十五、十六歳くらいの少女だった。


こういう格好は確か前たまたま何かの雑誌に取り上げられていた、

俗にいうロリータと言うものなのだろう・・・・。

ただその格好はその少女にはとても似合っていた。


身長は大体一五〇センチぐらいだと思う。

身体は細く色白で、

横顔を見ると鼻筋が通りどちらかというとかわいいというよりかは綺麗な

感じだった。


少女は公園の大きな桜の木の下に置いてある

捨てられたのだろう、小さなミカン箱に入っている真っ白な子猫を

見つめていた。


暫く見つめていると、少女はゆっくりと僕の方を向いて

口を開いた。

『・・・・この子達はどうしてこんなに傷つかなければならないの?』





なんかかなり中途半端な

終わり方にさせてしまいました(汗)


長くなりそうだったので前編、

後編に分けて書きますね(苦笑)


描写を書くのはあまり得意ではないので

後でゆっくりと修正していくかもしれません。


それではこの辺で

ひきつづき

また後編をお楽しみください。



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