01『甘味』
くちゅっ
くちゅっ
ぴちゃぴちゃ・・・・・
苺飴を僕はゆっくりと舐めていた。甘いにおいが口の中いっぱいに広がる。
甘いものは好きだ。
一時的にでも嫌なことをすべて忘れるくらい僕の中を快楽で満たしてくれるから。
それにしても静かだ……。
僕がいつも通っている私立高校も今日は土曜日だからお休み。
だから今日は一日、お掃除して洗濯して一通り家事をこなしている。
そして今はちょうど一段落がついて部屋の時計は午後三時を指している。
両親ともに海外に働いている僕は学校近くのマンション一人暮らし。
だから僕はいつも一人・・・・・。
友達はいない。
人見知りは激しいし、勉強も運動も中の下。
幼いころから身体はあまり丈夫じゃないから体格はか細いし、
肌の色も白い。
だからみんな僕を嫌ってる。
だから僕にひどいことをするんだ。
僕は心も体もボロボロのぐちゃぐちゃ。
いつかはこの舐めている飴玉みたいに小さくなって壊れてなくなっちゃいそうで・・・・。
出していた掃除機を片づけると僕は
日当たりのいい部屋のべランダ側の方に寝転がった。
外を見ると真っ白な雲が浮かんでいる。
今はただこの暖かな陽だまりの中ですべてを忘れていたい。
僕はゆっくりと意識を闇へと落とした。
初投稿作品っ!!
コメディー書こうか悩んで結局ドロドロのギトギトに
なりつつありそうなそんな作品(汗)
うわぁ
僕、病んでるぅ〜(棒読み)
・・・・・まぁリアルに鬱にはなりますが。
基本的に明るい話苦手ですね・・・・。
コメディーも大好きなんですけど。
こんな僕ですが、なれないながらも一生懸命
投稿していきます!
長々と書いてしまいましたが、
読んでくださった方ありがとうございます。