新婚生活60万円補助は根本的な少子化問題解決にはならないだろうね。
さて、内閣府は20日に、少子化対策の一環として、新婚世帯の家賃や敷金・礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用について、来年度から60万円を上限に補助し年齢・年収の条件を緩和する方針を固めたそうですね。
すでに現状でも30万の補助はあり、結婚新生活支援事業を実施している市区町村に住み、婚姻日の年齢が夫婦とも34歳以下で、世帯年収が約480万円未満という条件をみたせば、30万円を上限に補助を受けることができるというものだったのを、年齢の条件を39歳以下に緩和し、世帯年収も約540万円未満に拡大するということで、それ自体は悪いことではないと思います。
ただ経済的理由で結婚を諦めることがないよう後押しする狙いとのことですが、そもそも男性側が低収入でもコミュ力がかなり高ければ結婚できるけど、普通の男だとそもそも低収入だと交際すらままならないというのが現実だと思うんですよね。
経済的理由で結婚を諦めるという問題は政府が考えてるほど簡単ではないと思ったりします。
もう一つの問題は家事や育児って、保守・メンテ・清掃系の仕事と同じで、普通にできるだけでは感謝されないので妻側が不満をためやすいということを夫側が理解できないことが多いってことですかね。
ツイッターで妻が小さなありがとうリストを作り始めたのでどうしたの?って聞いたらあなたを殺さないようにって笑いながら言ってた、だから大事だよね夫を殺さないための努力と。
という旦那側のツイートに、そもそもあなた(旦那)が殺されないための努力をするべきというリプが多数なのを見て、ああ世の中の奥さんは旦那を殺したくなる瞬間が結構あるんだなと思ったりしたのでした。
食事に冷凍食品や出来合いの総菜を使い、子供が「おいしい」と喜んでても、手抜きはよくないと言い、産後鬱は甘えと妻を労らないくせに、家事も育児も全く手伝いもしない、旦那の無神経さがいやだという人は多いのでしょうけどね。
逆に結婚してる夫婦間で、ガンプラとか鉄道模型とかの夫の趣味のものを妻が黙って処分したみたいな話もちょいちょい聞くけど、旦那の価値観が理解できなくて勝手に捨てるのはよくないですよね。
もっともそういう家庭って家事の掃除を旦那が全くしてなさそうでもあるから、妻側が旦那の部屋を掃除していて、これいらないでしょと捨ててしまうのだろうけどと思ってしまったりもします。
それに妻側が家事をしてる間に旦那が趣味を満喫してたら、まあそりゃすてたくもなる気はするのです。
それはともかく少子化の根本的な原因は結婚や子育てにメリットが少なくなったことがでかいような気がするのですよね。
昔と違って結婚していないと周りから白い目で見られるってことも少ないですし、子供を産んで大学入れて卒業させるまで育てるなら1500万円以上はかかるけど、それなら自分の趣味に時間と金を使いたいわという人も少なくないでしょうし、恋愛や結婚はいいものだとか言われてもどうせ自分には関係がない、金持ちだけ好き勝手やってくれとあきらめてる人も多いでしょうし。