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ショートちょっと小説 神様シリーズ アップルの語源

作者: Ken Ohnaka

全ての万物の創造主である神にアップルが、どうしても聞きたいことがあったので質問した。


「禁断の果実と呼ばれているアップルですが、私はどのようにして誕生したのでしょうか?」


神様は答えた。


「よくぞ聞いてくれた。お前の誕生には秘話がある。アダムとイブを創造した後で、わしはお前を造り上げた。まったく考えがまとまらず、仕方なく天上界TVの番組''未来をチェック''を観ていた。あれは確か1960年代の日本テレビ全日本プロレスじゃった!メインイベントで覆面レスラーのザ・デス●ロイヤーとジャイ●ント馬場のタイトルマッチが始まったんじゃ!デス●ロイヤーの執拗な攻撃が決まる度に馬場は日本語とは思えない声を出しては、アッポゥー!アッポゥー!と身悶えして痛がりよる…。アッポゥー!アッポゥー!と苦悶の表情で…。わしはそのアッポゥー!の新鮮な響きに魅了されてもた。ほんでもってアッポゥー!を英語変換することにした!一発で出よったで!Appleとな!」


それを黙って聞いていたアップルは、神様が私を創造してくれたことに深く深く感謝して、自らを神様にちょっとだけ齧らせてあげたのでした。


その話には後日談がある。

神話を聞き伝えられたスティーブ・ジ●ブズは、自らが立ち上げたコンピュータにアップルと命名して、齧ったアップルをロゴマークにしたのである…。


信じるか!信じないかは?

読者の判断次第です。

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