↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/18

明けない夜

――君を失った朝の絶望を、きっと君は知らないだろう――

明けない夜だってある

終わらない悲しみだってある


君のいない世界

君がいなくても

世界は愛に満たされてる

なんて皮肉


俺たちはもう、

終わってしまったっていうのにね



君はいつからか 笑わなくなっていたね

そうしていつも 俺は気づかない振り

息の詰まるような沈黙が

二人の日常になったのは

一体いつからだったんだろう?


いつだって君は 愛を求めていたのに

うまく愛してあげられなかったね

恋人らしく 頼り支え合うこと

君が諦め始めたのは

一体いつからだったんだろう?



明けない夜だってある

終わらない悲しみだってある


君のいない世界

君がいないのに

世界は動き続けてる

なんて現実


俺たちはもう、

偶然にだって会えやしないのに



君を失ってしまってから

俺は少し 壊れてしまった

君の幻覚を見るたびに

このまま向こうへ

連れていってくれればいいのにと


過呼吸を起こすたび

このまま心臓が

停まってしまえばいいのにと

思ってまた泣くんだ

子どもみたいに 馬鹿みたいにさ



そしてまた一日が終わる

夜が来る


君を失った朝の絶望を

きっと君は知らないだろう

首吊った恋人を 引きずり下ろし

硬直しきった身体を抱きしめ泣いた

俺をきっと 知らないだろう


夢の中でしか会えない悲しみ

君も知っていたのかな

一緒に撮った写メも プリクラも

君がすべて捨ててしまったから

俺はもう 記憶にしか縋れない



君の苦しみのもとに

成り立っていた幸せ

ちっとも変えようとしなかった

冷たい恋人 傲慢だった俺を

どうして君は愛してくれたの?


もう今更遅いけれど

どうしようもないのだけど

一生をかけて

こんな俺を愛してくれた君を


本当に、心から

愛しているよ



こんな俺を愛してくれて、

ありがとう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。