第7話〜新たな戦い〜
『俺は何のために戦ってきたんだっけ?政府を何の為につぶそうとしたんだ?俺は人間兵器になってから力に溺れていたか?もう考えなくていい。
終わったんだ何もかも』鷹一は心の中で考えていた。
「どうだ?鷹一の様子は?」
「はい。もうすぐですね。もう時間の問題です」
「幽鬼さん。アメリカから連絡が入りまして、やはりアメリカと各国には核エネルギーをもった人間はいないそうです。後ろから金を援助するとのことです」
「これはいい。日本人がどれだけ優れているか立証されたわけだ」
「報告は以上です」
そうゆうと幽鬼の部下は部屋をでていった。
「鷹一には後どれくらい時間がいるのだ」
「すごい!すごい勢いでメーターが上がっていきます。もうほとんど理性は無いでしょう」
「ついに完成したな。殺戮兵器が。下手すれば俺より強いかもしれないな。とりあえずここにつれてこい」
幽鬼がそうゆうと部下は鷹一をつれてきた。
「貴様はこれで貴様も政府の仲間入りだ」
「政府なんてどうでもいいんだよ!戦わせろ!強い奴と!何ならあんたでもいいが?」
「幽鬼様をなめるなよ!貴様よりか・・・」
グシャ。部下の腹に鷹一の手が突き刺さり内臓を引っ張りだした
「なぁあんた。面白いと思わないか?人間ってのはよ。簡単に殺せるか弱い生き物だ。内臓を引っ張りだしただけで死んじゃうんだぜ。弱いんだよ!俺を興奮させるぐらいの強さを持った奴はいないのか!」
この時幽鬼は後悔していた。
自分じゃ既に鷹一を止めることができないことを確信したのだ。
「俺が怖くなったか?だが貴様が俺を作り出したんだ。純粋な心に土足で入り込み心を汚しその上悪に染めた。俺の野望は只一つ政府を潰し俺が世界を手にする」
そうゆうと鷹一は幽鬼の肩に手を置いた。
「何を考えてるんだ?鷹一貴様は?」
幽鬼は鷹一の手をはらいのけようとしたが鷹一の手はビクともしなかった。
「あんたを買いかぶりしすぎたようた。あんたは弱いね。やっぱりこの世で一番強いのは俺だな」
幽鬼は密かに光を集めていた。そして鷹一の腹に手を当て光を放った。
「馬鹿が。油断しすぎだ」
「はっ?何言ってんの?今の何?貫通もしてない攻撃で満足してんじゃねぇ」
そうゆうと鷹一は右手に光を集め幽鬼の体に放った。
「弱い奴と長々遊ぶつもりは無いんでね」
幽鬼の体から光が漏れ始め、爆発した。そこらじゅうに内臓や血が飛び散った。
「さぁ。これからがお楽しみだ。地球は俺の物だ!フハハハハハ!」
鷹一の笑い声が部屋に響いた。
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