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人間兵器  作者: 片桐正一
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第6話〜政府〜

「もうやめた方がいいよ。その練習」

「この訓練を乗り越えてこそ強くなれるはずなんだ。それよりどうなんだ情報は」

鷹一はあの死龍との戦いで敗北してから異常なまでの訓練をして何度か死にかけている。

人間兵器の力は封印し己の限界を高めるために訓練をしていた。

「うん。それがね。アメリカやニューヨークとかが後ろから手を貸してるようなの。また新たな人間兵器を作ろうとしている」

この女の人は情報を集めてくれる。鷹一のことを勝手に彼氏にしている。

「そうか。また新たな人間兵器を作っているか。政府はとことん腐ってやがるな。だが死龍にすら勝てなかった。俺はあの頃より強くなったと思うんだが」

「何弱気になってんのよ!私の彼氏何だからもっと強気じゃないと駄目っしょ!それにあの訓練ばかりしてたんだから大丈夫だって」

「誰がお前の彼氏じゃ!まったく勘違いもいいところだ」

「弁当作ってきたから食べなよ。私は今からまた情報盗ってくるからさ」

「いつもすまない」

「いいって。何か調子狂うな。じゃ練習頑張ってね」

「あぁ」

そうゆうと女は部屋をでていった。

「今、政府に戦いを挑んだ所で勝ち目は無いだろうな。人間兵器の力を使わなくなってようやく分かったような気がする。あのじいさんが言ってたこと。だが人間兵器の力を持った者が力を交わす時町が易々と一つ消えるって言ってたがあの言葉の意味がまだわからない。人間兵器と戦ったが町も消え無かった。よく分からんな。まっ、分からない方がいいか」

鷹一はまた訓練を始めた。その頃政府では、

「なかなか、いい仕上がりじゃないか。こいつはいい」

「本当だ。我々としましてもこの男ははっきりゆうと、いらなかったですからね。ただ力が強かっただけですからね」

そこにはアメリカやニューヨークのほかに各国の偉い手が集まっていた。

「政府は今から我々が仕切らせてもらう!意義がある者は手を上げよ」

手を上げる者は1人もいなかった。

「アメリカに決定した。これからは全国で人間兵器を造り全国のいや地球は政府我々の物にするのだ」

一同が拍手をした。その頃鷹一は、

「何?困ったな。全国に人間兵器をだと!ふざけやがって!潰すのは今しかないようだな」

「けど危険すぎるよ。私もこの情報を手に入れるのにそうとうやばかったんだから」

「心配するな。俺は強くなっただがもしかすると死ぬかもな」

「そんな・・・」

「死ぬ確率は五割だと思う。もし無事に帰ってこれたらちゃんとお付き合いしてやるよ」

「本当に?絶対生きて帰ってきてね」

「できる限りな。じゃあ行ってくるよ。琴」

鷹一は部屋をでていった。

「初めて私の名前を呼んでくれた・・・」

琴は泣き崩れた。鷹一は既に政府の本館についていた。

「おかしいな。警備員がいない」

鷹一は少し警戒しながら本館に入った。

「うわぁぁぁぁぁ!やめてくれ!やっ・・・やめろ!!」

奥の方で男の苦痛の声が響いている。

「何だ?めちゃくちゃ苦しんでる声じゃねえか」

「鷹一!久しぶりだな!あの時は俺が完全体ではなかった為に貴様にとどめをさせなかった。だからこの場でしとめてやるよ」

「死龍か!貴様に敗北してから俺は強くなった!貴様には負けん!」

鷹一の周りにもの凄い勢いで黒い光が集まりだした。

「漫画のようなセリフだな。1つ教えといてやる。この本館には俺より強い奴が増えた。何故かはしらんがな。最近になってからだな。増えたのわ」

「ふん。俺がそんなことでビビると思ったのか?」

「ビビるとかそんなことをいってるんじゃない!警告してるんだ!あいつらは血も涙もない悪魔だ!今ならまだ間に合う逃げろ」

「さっきといってる事が違うじゃないか。逃げろだと?ふざけるな!」

「死龍よ。貴様は政府のブラックリストにのった。今から貴様は政府の敵だ!」

死龍の後ろに男が現れた。

「ふん。鷹一、お別れの時間のようだ。地獄で待ってるぜ」

そうゆうと死龍が後ろにいた男の体に飛びつき死龍の体から光が吹き出し爆発した。

「死龍・・・貴様の魂だけ地獄に行かすわけには行かん。政府全員の魂を地獄に送ってやる」

「それは楽しみだな。死龍は地獄にも行けないだろうがな。何せあいつは機会人間だからな」

「なっ・・・!何!貴様生きてたのか?」

「貴様は馬鹿か?貴様も人間兵器だろ?俺は人間兵器改だがな」

「人間兵器改?何だそれ」

「戦えばわかるだろ?」

そうゆうと男は右手に光を集め、鷹一に向かって光を放った。鷹一は間一髪で避けた。

「一つ分かった。貴様その技しか使えないな!」

「フハハハハハ!良く分かったじゃないか。と言いたい所だがそれは間違いだ」

「はー。やっぱり、そんなに甘くないか」

鷹一は体の周りに集まっていた黒い光を右手の手のひらに集めた。

するとかなり大きい黒い光の玉ができた。

「どうよ?貴様はもうすぐ死ぬぜ」

鷹一はそうゆうと黒い光の玉を男に向かって放った。

あまり早くない速度で男に飛んでいった。

「遅い!遅すぎるぞ」

男はそうゆうと黒い光の玉を蹴り上げ黒い光の玉は天井を突き破り空へと消えていった。鷹一は黒い光の玉の死角に隠れて男に近づいていたのだ。

「終わりだ」

男の首を左手で抑えた。そして右手に黒い光を集めそれを黒い小さな龍にした。

「人間兵器の弱点知ってるか?」

「!!!?知らん!貴様は知ってるのか?」

「ああ。人間兵器は核エネルギーを無くしてしまえばただの人間に戻ってしまうんだよ」

鷹一はそうゆうと龍を男の体に放った。

「光は物質を貫通する」

すると男は苦しみ始めた。

「死ぬ前に教えてやる。さっきの話は嘘だ。核エネルギーはな、他の核エネルギー、まぁ例えるなら、貴様の核エネルギーに俺の核エネルギーが結びつくと体に拒絶反応が起こる。そう死だ。何故か分かるか?核エネルギーは覚醒してこそ力が使えるようになる。だが他の人間兵器の覚醒した核エネルギーが自分の核エネルギーと結びつくとそれは核エネルギーでは無くなる。覚醒してなければ話は別だ。覚醒してなければ意味がない。貴様はもう死ぬが死ぬ前に弱点が分かって良かったな」

既に死んでいた。

「はあ。毎回こうだといいんだがな。そうはいかないんだろうな。こいつは馬鹿だから良かったがもう無理だろうな。この戦い方は」

「当たり前だ!鷹一!貴様はいつまでたっても成長しないな!弱点だと?笑止!人間兵器改は確かにお前のゆう弱点があったよ。だがな俺にはきかんぞ」

「幽鬼!貴様のせいで、どれだけの人が苦しんだかわかるのか?」

「苦しんだかだと?とことん甘い奴だな。貴様は。貴様も俺たちと同じなんだぞ。貴様も人を苦しませてることも分からんのか?人間兵器はそもそも人間殺戮の為に作られた。貴様もそうだ」

「俺は違う!」

「なら聞くがお前は人間兵器になってから人を苦しめ無かったか?誰も!」

「!!!うっ」

鷹一はあの兄弟を思い出した。

「ほらな。苦しめたんだな?」

「違う!俺は・・・」

「違わない!貴様は、俺の弟だ。やはり貴様には俺と同じ血が流れているんだ」

「お前とは違う!違うんだ!お前と同じ血も流れてない!」

「さぁどうかな。俺が試してやるよ!」

幽鬼は右手に黒い光を集めて鷹一に放った。

すごい勢いなどとゆうレベルではなかった。

一瞬だった。鷹一など避ける暇など無かった。鷹一は気絶してしまった。

「鷹一よ。貴様も立派にしてやるよ。殺戮マシーンにな。フハハハハハ!」

不気味に幽鬼の笑い声が響いた。

読んでいただきありがとうございます。

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