虫けらのため息
歌詞です。メロディはシューベルトの『白鳥の歌』
原題:白鳥の歌
作曲:シューベルト
副題:虫けらのため息
作詞:葉裏
風に乗って 蝶が飛ぶ
ひらひらと
光る羽根
毛虫だった私は
羽根を伏せて
息をひそめ
うす茶の鱗粉
身にまとい
日陰の身を
人目にふれずに
生きて行く
どうしてなの
私は 蝶には なれない
私は 蝶には なれない
人は人 それぞれが
別の 生命
それなのに
愛という 曲者が
そのことを
許さないの
生命を永久にと
繋ぐため
神様がね
人と人をば 出逢わせる
狂おしさと
涙の これこそ 幕開け
涙の これこそ 幕開け
人は何故ポケットに
入らない
ものを見て
欲しがって泣き叫び
苦しむのか
愚かにも
明日の宝石に
惑わずに
この手の中
いまあるものをなくさずに
たとえそれが
ガラスの 玉でも 構わぬ
ガラスの 玉でも 構わぬ
メロディが切ないので、ついこんな湿っぽい歌詞にしてしまいました。