転職魔女、ゴーストの歴史を学ぶ
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「オーラというのはですね、生物の体内から出てきた魔力が蒸発する時に現れる煙のようなものです」
「オーラって……私も見えたりするの?」
「オーラはゴーストや悪魔などの限られた種族しか見ることの出来ないものです」
「そっか……」
オーラという言葉に少し興味が湧いていたのだが、無理なものは仕方がない。私は落胆しながらも、ユイちゃんに続きの質問を繰り出す。
「じゃあ、ゴーストって一体何なの? 『種族』とかいう大雑把なやつじゃなくて、もっと具体的に教えて欲しいの。ていうか、……ユイちゃんの事をもっと知りたい!」
「……ゴーストは悪魔の突然変異みたいなものなので、とても数が少ないんです。なので、劣等種族だと蔑まれていたのです。そして、1300年前に人間が爆発的に増えて、魔王を倒すと言いました」
1300年前の人口爆発、誰もが知っている原因不明の事件であり、その内容とは約5000万人が突如出現したというものだった。
「ゴーストは大勢の魔物達に蔑まれている事もあり、人間に味方する者と魔王に従う者で分かれ、同種族での戦いが勃発しました。ユイは逃げようとしたのですが、戦いに巻き込まれてしまって……」
「え? ユイちゃんってその時に生きてたの!?」
「はい、ユイはこう見えて少し年寄りなんですよ」
少しどころじゃないでしょ、と呆れ顔で突っ込む。
「それで、ユイちゃんはどうしたの?」
「年上って分かってもちゃん付けなんですね」
「でも、私が年下なのにユイちゃんは敬語を使ってるじゃない」
「それは……それほど魔女様が高貴な立場にあるということです。ユイは怪我を負い、瀕死の状況で森の中を歩いていました。その時、魔女様に出会ったんです」
私は驚いて声をあげる。ユイちゃんの言っている魔女様とは、『転職の書』を作った魔女のことだろう。それとも、昔は魔女が沢山居たのだろうか。
もしかするとユイちゃんはその魔女を私と勘違いしているのかもしれないと思って伝えたが、そのことは初めから分かっていたと言う。ユイちゃんが初めに私に話しかけた時の言葉を思い出す。どうやって判断したかというと、オーラを見たのだという。オーラは一人一人少しずつ違うのだそうだ。
「魔女様はユイを治療して下さり、ユイだけが中に入ることが出来る直方体の物を作ってくれたのです。そして、私は現在まで生きてきたのです。ゴーストは恐怖の感情を魔力に変換することが出来ますので、魔力が足りなくなってきたら人を怖がらせていました」
そうやって人を怖がらせているうちに、オカルトマニア達から高値で売買されて来たらしい。
「魔力が足りないから私を怖がらせていたの?」
「いいえ、あれは面白そうだったからです」
キッパリと言うその口に、自分の手を突っ込んで引っ張る。
「いたっ、痛いです! 嘘ですから、やめてください、魔女様!」
か、可愛い……
ユイちゃんが私を睨んでいるのに気づき、急いで口から手を離す。
「本当に魔力が足りないんです。でも、最近は怖がる人が少なくなって、だんだんと貰える魔力が少なくなってきて……」
ユイちゃんは俯いて困った顔をする。私は1つの解決策を思いついた。
「ユイちゃん、魔力を分け与える方法、私に教えてくれない?」
「初めましてです、ユイと申します! 作者に魔力を分け与える方法を、読者の皆さんにだけ特別に教えて差し上げます! ズバリ、下にスクロールしたところにある☆☆☆☆☆を★★★★★にするだけ! こうすると、作者が元気になって物語が面白くなるそうですよ! え? 何で敬語かって? そんなの読者の皆さんが高貴な立場にあるからに決まってるじゃないですか!」
*評価よろしくお願いします。




