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説明会、異世界バージョン

「それじゃあ説明を始めようかの。」


分かった、早めに済ませろ。


「うむ…まずはお主の力じゃ。これに関しては別れ際に言った通り便利なものを渡しておいたぞ。」


そうなのか?それってどうやって確認するんだ?


「ステータスオープンと言ってみ。」


ステータスオープン…おいジジイ、何も起きねーぞ。


「そりゃ嘘じゃからな、困惑してる姿面白かったぞ。」


殺すか。


「いや、すまんかった!ちょっとした悪戯心が芽生えたんじゃ!ちゃんと教えるから!」


そこまでいうんだったら、まあ良いか。


「うむ、お主も前世で良くゲームを遊んでいたらステータス画面が出てきたじゃろ。それを想像してみるのじゃ。」


そうか、それじゃああのゲームのステータス画面を想像してっと…おー!出てきた!目の前には昔遊んでいたゲームのステータス画面が浮かんでいる…奇妙な光景だな。


<ステータス>

名前: アルフ・ヴォルフ

種族: 人間

歳: 0

魔力: 21

適正魔法: 土

筋力: 5

素早さ: 2

運: 1


スキル

アイテム倉庫(LV1): 10kgまで生物以外のものを全て保管できる。

鑑定(LV1): 任意の相手の種族、名前、性別を見れる。


称号

ボッチ

根暗

オタク


…おい。


「どうじゃ!?素晴らしいじゃろ!?」


なわけあるか!何でレベル1なんだよ!?それに有能なスキルって言っても普通誰でも持ってるスキルじゃねーか!?


「この世界では珍しいんじゃぞ!」


ラノベとかだったらほとんどの場合こいつら勝手について来るだろ?


「だってこれ現実じゃもん。」


…納得はしないが今は良いとしよう。だけどこの称号はどうなってんだ?


「それはお主が前世で得た称号じゃな。」


やかましい!こんな称号ほしくねーよ、とんだ迷惑だ!


「でもこれに関しては儂も関わってないし。」


そうか、ならこれは許すとしよう。


「それじゃあ儂はこれで。」


でもさっきのスキルの件は終わってねーぞ。


「オーノー。」


オーノーじゃねーよ、それは俺の台詞だ。本当にこれ以上スキルは貰えないのか?


「スキルスクロールを使えば他に得れるが、それ以外の方法では無理じゃな。」


お前が俺に渡すってことは?


「こればかりは本当に駄目じゃ。」


…分かった。


「話がわかってくれて良かったわい。」


でも俺の今持ってるスキルのレベル上げはできるだろう?


「出来るがそれは流石に…」


出来るだろ?


「あっ…はい。」


ジジイは手に持っている杖で床を軽くとんと鳴らし、それと同時に俺のステータスでのレベルが上がる。


<ステータス>

名前: アルフ・ヴォルフ

種族: 人間

歳: 0

魔力: 21

適正魔法: 土

筋力: 5

素早さ: 2

運: 1


スキル

アイテム倉庫(LV10): 上限なしで生物以外のものを全て保管できる。

鑑定(LV10): 任意の相手の情報全てを見れる。


称号

ボッチ

根暗

オタク

外道


おい、称号なんか増えてるぞ。しかもすげー不穏なやつ。


「自業自得じゃ!神の胸ぐらを掴んだりするからじゃ!」


ざまーみろかと言っているようなジジイの表情を見て俺は思った。こいつを殺そうと。


「うっ、それじゃ儂は用事があるので行かせてもらうぞ!達者でな!」


デジャブを感じるな…まー仕方がないか。


それからは当たり前だが赤ちゃんの俺にできることはなく、しばらく天井をぼーっと見上げていたが途中で気づいてしまった。スキルの使い方を聞き忘れたと…



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