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生活モニュメント[9]

ある一日の点

作者: 袋小路 めいろ

たばこをふかして

僕の体の手足は

冷たくなった

社会を表している

不意に

テレビのフレーズが

繰り返し

頭を回した

末端はいつもいつも

それ以上は

口にしたくなかった



経済に

寄付の精神を

入れ込むだけで

数字の上では

混沌とする

優しさだけでは

世の中廻らない

そんな世の中にしたのは

誰だろう

子供じみた

なぞなぞだけど

答えがわからない



金銭における

幸福の上限値はあるけれど

欲望の上限値は無い

人が悲しいと

言い切れる項目

丁度良いが

わからなくなる



漢字一文字では

語る事のできない

それぞれの1年に

足りなかった一念を

付け加えては

スタートと定義して

始める1日目

昨日と

変わらない

カレンダーが

1月1日をさしているだけ

人が用いる

時間の物差しの

必要性は

朝と夜だけ

区別がつけば

よかったんじゃないか



感謝には

受信側と

発信側の

相互理解が必要になる

理解不十分の時

貰う感謝は

ありがた迷惑

もうすでに

幸福感は

貰っている

人の親切は

自己満足で

十分だったりする

見返りを受け取った

その時点で

親切ではなくなり

ただの仕事になる



金にもならない

くだらない

生産性のない

そんな事を

少しで良いから

いつまでも

やり続けていたい

それが人の

存在意義の1つだ












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