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目が覚めたら転生を薦められた件  作者: しおあめ
辺境街ルミア編
7/17

魔族に喧嘩売ったら思ったよりも強かった

 今考えたら このステータス強すぎねぇか。 

 つべこべ言っても始まらないので、次の目的を考えないとな。

 今優先すべきは、安定した収入だな、冒険者を仕事として過ごすならば稼げるだろうが、ミズカに寂しい思いをさせてしまう。

 保護者としては、ミズカに寂しい思いをさせるのは極力避けたい......

「やはり、俺がしっかりしなければ 」

 キィ 扉が開く音がした

「あおい兄どうしたの? お父さんとお母さんみたいにミズカを一人にしないよね......」

「大丈夫、ミズカを一人になんてしないよ」

胸の奥で密かに決意を固めた


 その瞬間

「ゴーン ゴーン......」

 寺の鐘のような大きな音が街中に響いた。

 慌て部屋の外に出ると、宿の従業員が、部屋の前まで来て

「お客様、大変です魔族が攻めてきました。至急避難してください」

(魔族かRPGでは敵対することが多い種族だが、攻めて来たってことはこの世界では敵対の存在なのか.......だとしたらミズカを危険になりそうなものは先に潰すほうがいいな)。


「スマンなミズカ俺行くとこが出来たわ みんなと一緒に先に避難しててくれ」

「え、嫌だよあおい兄 ミズカを置いて行かないで!」

「ごめん 必ず帰ってきたくるから」

 そう言い残し冒険者ギルド目指して走り出した。

 本気で走ると人間とは思えない速すぎる速度で路地を走り抜けると騒ぎになってはいけないので屋根伝いに行くことにした、一歩一歩踏みしめるたび2、3戸飛び越え民家を壊さない様に気を付けて飛び越え、走る。

 無我夢中に駆け抜け、気付くとギルドの前にいた。

 ギルド内は世話しくなっていて、魔族が攻めてくるのを撃退する『緊急依頼』が張り出されていた


 先日、俺の応対をしてくれたお姉さんは俺を見るなり。

「あおいさん! もしあおいさんが良ければですが『緊急依頼』受けてくれませんか」

 ジャストタイミングだ

「ああ、そのつもりで来た! それより時間が無い、早速教えてくれ! この世界の魔族はどんな存在なんだ?」

「魔族は、簡単に言うと世界最強の存在です どんなにダメージを与えても決定打となる攻撃が無いのです。」

(えっ、なにこの世界の魔族ってそんなに強いのかよ......だが俺のチート能力スキルがあればいける!)


 そんな気持ちで安請け合いしていた時期もありました......



 現在


 今起こったことを あ、ありのまま話すぜ.....

「すいませんでした! 正直舐めてましたぁ」

 いざ戦いが始まると俺の鮮やかなジャンピング土下座が炸裂する!

(なにこの妖気オーラ!、絶対勝てないよ......なにステータス異常に高い俺がダメージすら与えられる気がしない! 誰だよチート能力スキルがあればいけるって言った奴.......俺か、ていうか目の前にいるアイツ、俺より確実に強いじゃん......何でステータス限界突破した俺が全く敵わないとか、あの女......なにが「楽しんでね♪」だ!)

 必死に命乞いしたが問答無用で首ちょんぱされた。


 俺は死んだ あれだけ大口叩いて死んだ気が付くと俺を手違いで殺したあいつがいた、奴はなんと、前世界とこの世界での女神らしい。

「あなた何であのステータスで死んだの! あなた真性のバカなの?」

 開口一番かなりイラッとした

(手違いで殺したお前だけには言われたく無いわ! ......と言いたいとこだが本当のことなので言い返せない)

「で、どうすんのこのまま大人しく成仏すんの? また新しく転生するの? それとも生き返って無様に生き延びる?」

 ニヤリと笑った

「そんなの決まってるだろ」

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